旦那の病気、初診から今日でちょうど3年です。
3年前の今日は長い1日でした。
視野半分が欠けて、全体的に暗く、眠気もひどくちょっと気を抜いたらぐぅぐぅ寝てしまうような状態で眼科に行きました。頭部CTを撮り、脳の中心に大きな影や小さな影がありました。
それを見た瞬間、私は不謹慎ですが 「ああ、終わった」 と思いました。めまいでくらくらしました。
自宅近くの脳外科のある病院に行き、頭部造影のMRI撮影後、即入院しました。
旦那は意識朦朧、昏睡手前だったので、私だけO先生から、厳しい告知を受けました。
眼科では脳出血かも?と言われましたが、実際は脳腫瘍でした。
「これから大変だよ、覚悟してください。」 と言われ、自宅に帰る車の中で、おいおい泣きました。
そこからの2日間は、かなり厳しい状態でしたが、O先生の判断と迅速な対処のおかげで乗り越え、
その後の治療、そして今につながったといってもいいと思います。
O先生との出会いは、わたしたちにとって本当に運が良かったです。
3年前、小5と中1だった子供たち、まだまだ小さかったのにすっかり大きくなり、頼もしくなりました。
長男は旦那の看病中、留守番が心配だったのでヘルパーさんにお願いしたりしてましたが、
今ではしっかり留守番もでき、お手伝いもしてくれます。
2人とも旦那ができなくなった力仕事も(頼めばw)やってくれるので、助かってます。
3年、、、あっという間だったようにも思いますが、子どもたちの成長を思うと、長い貴重な時間でした。
淡々と冷静に、落ち込むことなく病気と向き合い、厳しい治療をこなし、後遺症にもへこむことなくおつきあいしている旦那ですが、
最近になって、いろいろと心境の変化があるみたい。
1人で静かに過ごす時間が増えたからでしょうかね。
暇なんですよ(笑)
まあ、体も不自由でやること限られてるので仕方ないんですけどね。
病気になるまでは散々自分の好きなようにあっけらかんと楽しく過ごしてきた旦那です。
あ、私もですがね(^_^;)
それを反省したりすることもあるみたいです。
かといって落ち込んでるわけでもありません。
なんか悟りをひらきつつあります(^_^;)
仏か!と突っ込むこともあります。
こう書いたら旦那に怒られるかもしれません。
いや、「そうやな(^_^;)」ときっと言うと思いますが、
かわいく年をとったおじいちゃんのようです。
一緒にいてとても楽だし、ほっこりします。
私はといえば、
これからのことを考えるのに最近は忙しいです。
もうちょっと稼ぎを増やすのと、自給自足率をあげねば(笑)
これからの家族4人の生活もですが、
おそらく旦那の方が早くいなくなってしまうだろうから、その後のことを考えると、
う~~~ん、、、なんかお先真っ暗?
遺族年金とかあるやろう?と言われますが、支給対象になるかどうかびみょーなのよね。
まあ、まずは今後当分の生活ですわ。
ガンになって、職を失っても3年くらいはなんとかなります。
がん保険とか、医療保険ちゃんと入ってたらですよ。
所得補償の保険とかでもいいかも。
健康保険の傷病手当とか、退職金、失業保険、私の収入、、、旦那の場合は障害厚生年金3級の対象になったので、それも入れて、やりくりできました。
さて、3年たったのでね、これから、です。
こう書くと、とっても困ってるように思うかもしれませんが、
実際は、今はかなり幸せです。
こういう状況にならないとわからなかったことがたくさん。
生きてるだけで、毎日みんなそろってご飯食べられるだけで、いいもんですね。
忙しく過ごしてた頃は、家族そろって夕ご飯なんてめったになかったですからね。
今では毎日みんなそろって夕ご飯です(笑)
旦那は、「全然死ぬ気がせえへん」と言います。
私もそんな気がします。あと数年はいけるんじゃないですかね?
てきとーに言ってますけどね(^_^;)
しかし、3年、やっぱり長かったわ。そりゃ年もとるわ。
これからの3年、どうなるんだろうなあ。
やることきっちりやって、淡々とバカやりながら過ごしていけるようぼちぼち頑張りますわ。
今日の旦那は、なんだかふらふらして2回も家でこけました。微妙に不調です。
波動療法やった後なので、それの反動ですかね。
なんだかよくわからんわ。。。