以前に兄との関係性について
書かせて頂いたことがあります。
私は兄が苦手でした。
私の兄は、8つ年上。
私が小学生になったころには、兄はもう中学生でした。
全く接点のなかった私達は、
兄妹というよりもひとりっ子が同じ家庭に二人いる状態。
兄妹での会話はほぼありませんでした。
私にとって歳の離れた兄は
いつも不機嫌そうに見えていて、
いつも怖い、と思っていました。
幼少期から大人に至るつい最近まで、
その印象は変わることはなく、
顔をあわせても会話すらありませんでした。
そんなある日、
母が入院したことをきっかけに、
兄とやりとりをすることとなりました。
人生初、
兄と連絡先を交換することとなり
兄妹協力するようになりました。
そして最近のこと。
母の介護施設を探すため、
二人で長時間のドライブをすることになりました。
同じ空間にこれだけ長い時間二人きり、というのは
人生初の経験でした’。
それでも、二人でいる時間を
楽しく過ごさせて頂く事ができました
それはなぜか。
師であるリカさんに出会い、
外側である現実の世界に起こっている事は、
自分の心の内で考えていることや
思っている事が現象化していること、
全て、自分が選び、創り出した結果
であることを教えていただきました。
母の入院をきっかけに、
これまで疎遠だった兄と関わることとなり、
兄は怖い存在だ、という思い込み(心の内側)があり、
恐れからくる言動行動をしていたから、
兄はずっと怖い存在のままだった(現実の世界)
のではないかと疑問をもちました。
そして思い切って自ら話しかけるという
行動を起こしたことで、
「怖い兄」は
自らが創り出していた思い込みであったのだと
実感することができました。
過去を遡ると、
思い込みは兄だけではありませんでした。
職場での人間関係や、友人関係、
恋愛などもそうです。
恋愛では、
彼は
「面倒くさい女が嫌いな面倒くさい男」え
と思い込み、設定をしていた過去がありました。
面倒くさい女だと思われたくない、嫌われたくない。
聞き分けの良い女を演じ続け、
その結果、
「つまらない女」として、
大切に扱ってもらえないという現実を創りだしましたザンネン
勝手な自分の思い込みで言動し、行動した結果、
本来の自分で接する事ができず
つまらない女となってしまったわけです。。。
兄に戻ります。
「怖い兄」という私の思い込みの結果、
兄と一緒に暮らしていた時は、
いつも兄の機嫌の良し悪しを気にしていました。
どうせ話しかけても怒られる、
嫌な顔をされるという思い込みから
私は兄を避け続け、
ろくに話をすることもなかったのです。
どうせこんなことを言っても
馬鹿にされるにちがいない、とか
断られるに違いない、など、
相手の方に対する思い込みは、
案外多いものだと思います。
でも実際にそうだとは限りません。
勝手な思い込みから自分に制限をかけて接したり、
勝手な期待をして言動行動していたら、
物事をありのままに観る事ができず、
本来の人間関係は築けません。
実際に
こうであろうという思い込みを捨て、
話しかけたり行動してみた結果、
自分の思い過ごしであったと
気づかせて頂くことが多くありました。
こういう人だ、と勝手に相手を決めつけることは
相手の方に対しても、とても失礼なことでした。
苦手な人だと決めつけ、行動しないままでは、
その通りの現実しか起きません。
兄との関わりの中でも
母の入院をきっかけに、
今後どうやって両親と関わっていきたいか、
素直な自分の気持ちを伝えたい。
兄と話し合いたい、と思いました。
怖い、と思っていた気持ちも、
「ひょっとしたら思い込みかもしれない」
「自分が勝手に創り出していた現実なのかもしれない」
と疑問をもち、
思い切って兄に話しかける、
という行動を起こしてみたのです。
その結果、関係性が変わり、
私にとって、
怖い兄は、頼もしい兄へと変化ました
全て私の思い込みで創り出していた現実でした。
そして、兄と一緒にいる時間も、
自分を中心とすることを忘れず、
素直に思っていること、
考えている事を話すことができ、
楽しい時間を過ごすことができました
これまで自分にあったプライベートな出来事を話したり、
兄からは私が小さかった頃、近所のお友達と喧嘩して、
泣いて帰って来たエピソードなど、
その頃小さかった私は、まったく覚えてなかった
話なども教えてもらったりしました。
兄は兄なりに、妹である私を見てくれていたことを
知ることができ、とても嬉しかったです。
そのほかにも今考えている事などを話し合えたり、
楽しい時間を過ごすことができました。
兄を怖い存在、と勝手に決めつけ、
現実を創り出していたのは私
だったのです。
何十年と怖い、と思ってきた兄に、
思い切って話しかけることは、
私にとっては勇気がいることでした。
今回も、怖い兄と思い込んだまま、
話し合うことを避けていたら、
今でも兄は、「怖い兄」のままだったでしょう。
一緒にドライブだなんて考えられません。
家族ですらある思い込み。
過去の恋愛でもあったように、
仕事での人間関係や友人関係、恋愛などなど
あらゆる場面で、思い込みはあります。
思い込んだままでは、
自分のことも他人の事も
ありのままに観ることはできません。
それはとてももったいないことです。
私達は、この地球上で、
沢山の人と出会うご縁を頂いています。
思い込みを捨て、
言動行動をしてみることで、
結果はどうであれ、
新たな人間関係が築けたり、
新たな自分の感情に気づけたり、
たくさんの学びに繋がります。
せっかく頂いた人とのご縁。
相手を知る為にも
自分を知る為にも
思い込みを捨て
人との関わりを
楽しんでいきましょう(≧∇≦)