おじいちゃんが、冬にこけました。

 頭を打ち、脳内出血し、てんかん発作が起こりました。

 その後は、前頭葉に傷があるらしく、

 やる気が無い、眠ってばかりいるおじいちゃんです。

 救急で運ばれた病院から、近所の病院に転院し、

 そこで介護度5と認定され、

 現在は特別養護老人ホームに入所しています。


 先日、またてんかん発作が起こり、

 関連病院に搬送されましたが、

 意識はもどりました。

 もう、確実に徐々に徐々に

 私たちのこともわからなくなってきていて、

 自分も何歳か、なぜここにいるのか、

 わからなくなってきています。


 でも、ちゃんと自己紹介して、

 おじいちゃんに会いに来たよ、と言えば

 笑ってくれます。

 要は、安心させてあげる、

 わけがわかるように話してあげれば、

 「誰かわからん」とか

 「早く帰れ」とか

 「二度と顔を見たくない」とか

 言われる事はないと思うのだけど、


 祖母も母も妹も叔母も、皆、

 「誰か分かるか」

 「お昼食べたん憶えてるか」

 とか、不安になるようなことばかりきく。

 ちゃんと、こうしたらいいのでは?と

 提案しているのにな。


 皆が疲れないように、

 もっと自分も何かしないとな。

母が、祖母に、言ってた。

今でも、あの病院の前を通ったり

救急入り口を見たりすると

うっ、と思うって。

私も同じだよ。

いっしょだよ。

しんどかったね、あの3ヶ月。

最後は、病室に止まったんだよね、

お母さん。

いろんな意味で、お疲れ様でした。

長生きしてね。

今まで、父が仕事をやり残して亡くなったことを

悔しいとは思ったことがあったけれど、

今日は、初めて、

病気のために

「やりたいことができなかった」

という、

病気が原因であることに悔しいと思った。


病気でなければ、

フットワークはもっと軽かったし、

やる気も高くて、

それに体がついていってたし、

弱気になることもなかったのかなあ。


悔しい。