父の家族と母の親族に不倫が知れるところとなり、
逃げるように生まれ育った地を飛び出した両親。。
母の身内でたった一人だけ、母の味方がいた。
母と双子の姉妹の叔母。あ、私から見たら「叔母」ってことです。
母と叔母は本当に仲が良かったらしい。
一卵性双生児だけど、性格はまるで正反対。
叔母は本当におしとやかで日本女性の鏡みたいな人。私は叔母が大好き
叔母が母だったら・・・・っていつも思う
今回までの父と母の話も、ほとんどこの叔母から聞いている話です。
母の親族、父の親族からも聞いた話などを含めて総括して書いてるんですけど、
母の一番の味方であり、
母の相談者であった叔母からの情報がとてもウェイトを占めています。
叔母は、母が不倫をしている時から、母を見守っていました。
もちろん、全力でやめさせようと
したらしいですけど。。。。
叔母「だって、フレアのお母さんはほんとに怒ると怖いのよ」
でしょうね。。
不倫相手の本妻にあれだけのことやっちゃう女ですもんね。
ちょっと話がそれちまいました。。
で。
誰も父と母を知らない土地で、
二人だけの、本当に二人きりの短い新婚生活が始まりました。
そう。。
とても短い新婚生活が。。
料理なんてしたことなかった母は、料理学校に通っていた叔母に毎日のように
電話をし、
おかずのレシピをたずねていたようです。
レシピというよりも包丁の使い方から。
父は母が作るものはなんでも美味しかったと言っていましたが。。
嘘 つ け 。
まあ、愛の力というか、恋は盲目ならぬ
不倫は盲目
っつーやつでしょうか。
とにかく、とても楽しそうだったと叔母が言ってました。
不倫という出会いから
結婚に至った父と母。。
愛する人が隣にいて、愛する人の子供がお腹にいる。。。
少なくとも、母はこの時期が人生で一番幸せだった
と、思う。。
新婚生活が始まって5ヶ月が経ち、母のお腹は臨月を迎えていた。
娘の初めての出産に立ち会うため、この頃に祖母が実家からきていたそうです。
その日は、
ほんとにいつものように穏やかな朝だったそうです。
朝から微弱陣痛があった母は、この日に産婦人科へ入院することになりました。
出勤する父に、
「今日はがんばるからね!」
と言って、軽くHUGをしたそうな。
祖母は「最近の若いもんは。。。まったく」
と、あきれたのち、
「恥ずかしがり屋のあの子が私がいる前で珍しい。。」
と、いつもと違う空気を感じ取ったそうです。。。
その4へ続く