福岡ぐりむ療育とピアノと学習の教室です。別ブログやXの過去記事にコメントを加筆して書いていっています。
ぐりさんは、ピアノを教えるお仕事を始めた頃から 医療関連のお仕事をなさっていらっしゃるご家庭の生徒さん方とも、たくさんご縁をいただいてきました。
どの親御さんも お仕事のことなんて関係なく、激務の中、生徒さんのお父さんお母さんとしてフランクにお付き合いくださりました。
そして、本当に皆さん研究熱心で、中には学生時代からの夢を実現なさりたいと海外へ学びにいかれる方もたくさんいらっしゃり、若かりし日の ぐりさんは、ただただ尊敬の眼差しでした。
いまの場所へ引っ越してきてからも、最初の頃はまだ一般的なピアノ教室で、
場所柄もあってか、一流企業にお勤めの会社員の方から、専門職、医療関連のお仕事をなさっていらっしゃる方々にもいらしていただけました。
皆さんお若くてもお人柄がよく、優秀な方ばかりで、ぐりさんの方が学ぶことの多い有意義な時間を過ごさせていただいたと感謝しています。
それから、ぐりさんが発達障害に特化するときに相談し、「特性は子どもだけの問題じゃないから難しい」とアドバイスをくれた友人も勤勉なベテラン臨床心理士です。
ポストの方や、そのご職業、スキルを批判する気持ちは全くありません。
なぜ、この方たちとお会いするきっかけができたのだろうと考えるのです。
ぐりさん自身が、どのような意識をもっていたのかな、
ぐりさん自身が、どのようなことを発していたのかな、と。
日々、いろんな状況で、様々な状態の方からのお問い合わせをいただきます。
お考えや求めていらっしゃることは、必ずしも同じではない場合も多くあります。
ぐりさんの個人的な感覚を大きく超えていて驚かされることも多くあります。
ですが、その出会いのおかげで ぐりさんも新たな価値観を知って世界が広がると同時に、『自分』を知ることができます。
先生と呼ばれている人も、一人の人であり、誰かの子であり親なのだと。
不安なことがあれば、たとえどんなに専門知識がおありでも、私たちと同じように安心を探し求められ、時には不確かなものにも走ってしまわれるのだと。
ぐりさんも「先生」なんて呼ばれちゃってますが、教わることばかりです。
ぐりさんは音楽から入っているので、
ピアノの前に座ったたたずまいに、
楽器の音に、
人となり は表れて、隠せないものだと思っています。
なので
人を介して為されることは、
たとえ手順や道具、手法は同じだとしても、
全く同じに ということはないとも考えています。
ずいぶん前に、あるとても有名な臨床心理士が
『葉加瀬太郎さんのバイオリンと弓、弓を入れる角度や力などが分かれば自分にも同じ音が出せる』
と書いていらっしゃるのを拝読して、どういうこと?と何度か読み返したことがありました。
頭のいい人の言うことは、やはり違います。
仮に一万歩譲って、その音が出たところで・・・いや、やっぱり出ないでしょ。
ようわからんな。
何十年も前、葉加瀬太郎さんが まだこれからって時、福岡のラジオ番組に出演していらして
「歌声を聴いたら、この声はあの人の声だってわかるじゃない?それと同じように、バイオリンの音を聴いてボクだとわかってもらえるような演奏家になりたいんだよ」
とおっしゃっていたのを今でも覚えています。
それには果てしなく遠く、次元が違いすぎて及びもしませんが、
ぐりさんも親御さんのお子さんへの想い、ぐりさんへのお心遣いに気づき、生徒さんたちの日々の頑張り、そして苦しみに寄り添い、癒し、励まし、導ける在り方を心掛けたいと思っています。
一人でも多くの親御さんが、子育ての喜びを味わい、
ひとつでもたくさんのご家族での思い出を作っていただくこと、
それが ぐりさんの願いです。
一人でも多くの方に、よりよい道がみつかりますよう。
さぁ、みんな伸びてしまえ