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初診(2023年10月11日)
~MRI検査(2023年10月15日)までの
過去の日記①となります。
ブログをはじめる2023年11月6日までに記録していた日記のまとめ記事となりますが、お読みいただければ幸いです
初診_2023年10月11日
1歳の誕生日(2023年9月28日)をお祝いした翌月の10月上旬。段差でつまずくことが多く感じられ、また後ろ脚に力が入りづらいのか、ふらついているような感じにもみえることがあった。
グリムがお家に来た頃は、THE「やんちゃ坊主!」で、ソファの上だけでなく、テーブルの上まで駆け上がり、家中を走り回るほどアグレッシブ!
↓飛んでる!グリム
下僕としては、今後の膝への負担が気になり、フローリング全面にタイルカーペットをDIY。その結果、シャカシャカ滑ることもなくなり一安心。
(少し話がそれてしまいました...)
そんな膝への対策はしていたのに、もしかしたら”パテラ(膝蓋骨脱臼)”になってしまったの?と心配になり、かかりつけ医に診察していただきました。
■診察内容■
◎体温:38.2℃(平熱)
◎体重:2.5kg
◎血液検査:
BUN(尿素窒素)33mg/dLと
少し高いが他問題無し。
◎触診:
左後ろ脚の膝蓋骨(お皿)が外れやすい
◎レントゲン:
パテラ(膝蓋骨脱臼)のグレード2か3の疑い
*********パテラグレードの補足*********
グレード1:
膝蓋骨は触診で簡単に外せるが、
手を離すと正しい位置に戻る。
グレード2:
膝を曲げ伸ばしするだけで、
簡単に膝蓋骨が外れる。
グレード3:
膝蓋骨は常に外れたままだが、
手で押すと元に位置に戻せる。
グレード4:
膝蓋骨は常に外れたままだが、
手で押しても元に位置に戻らない。
************************************
後日、整形専門の先生に診察いただいた後、精密検査や治療方法について相談することにしました。
おことわり
同じ病気で治療されている方や、これからワンちゃんをお迎えされる方などに、少しでも参考になればと考え、今後ブログ内では診療費(概算)についても書かせていただきます。なお、グリムがお家に来た日よりペット保険には加入しております。
■診療費■
採血、血液検査:12,000円
レントゲン検査:6,000円
お薬代:3,000円
サプリ代:6,000円
合計:27,000円
帰宅後、グリムは食欲も元気もありましたが、”パテラ(膝蓋骨脱臼)”の疑いありとのことなので、おもちゃ遊びは少し我慢だよと言い聞かせ、この日はいつもの通り寝床につきました。
↓下の写真は初診4日前の休日に、コキアで有名な某公園に行った時の写真です。少し暑い日でしたが楽しかったね。
何か様子がおかしい?_2023年10月13日
夜、仕事から帰宅すると、少し元気がない...大好きなソファーの上にはいるが、呼びかけても反応が鈍い...よく見てみると視線も合わない?と思い、近くに寄って観察すると、眼が中央→右へと水平かつ小刻みに動いている?
↓特に右目! (わかりづらい写真ですみません。)
↓さらに頭が少し右側に傾いている感じもする。
膝は痛そうにもしていないので、何か様子がおかしい?と思い、かかりつけ医に明日午前の診察予約をしました。
その後も、落ち着きもなく、「何か調子が悪いよ」と言う感じで、ウロウロすることが多くなった。頭から首にかけても、傾きがひどくなってきており、さらにグリムの意識関係なくカクカクと動いている…
↓首をコクッと傾けているわけではない。
お留守番の時、何かあったかなぁとか、何か悪い物でも食べたかなぁとか、いろいろ思い返してみてもスッキリせず、ネットで調べていると「前庭疾患」という病気があることを知り、症状としては合致している。眼が動く症状を「眼振」.、首が傾く症状を「捻転斜頸」ということを、この時初めて知った。お耳が原因の一つでもあるとのことで、タレミミチワワさんだから、炎症でもしているのかなと、気休めではあるが、お耳をフキフキさせていただきました。この時は「脳炎」という病名は頭のすみにもありませんでした。
再診_2023年10月14日
朝のグリム
元気もなく、ご飯を食べようともしない。眼振、捻転斜頸の症状は、昨晩よりもひどく感じられ、ソファの上で、自分の身に何が起きているの?と言いたげに、耐えているようにもみえる。
↓朝の様子、傾きがひどくなってる。
11:00 かかりつけ医で再診
■診察内容■
◎体温:38.0℃(平熱)
◎体重:2.5kg
◎血液検査:問題なし
◎CRP検査:基準値で問題なし
***************CRPとは**************
CRPは急性相タンパクの一つで、各種感染症、手術や外傷などによる組織障害、および腫瘍性疾患などの刺激によって上昇するみたい。
➡基準値であれば、その他検査や状態をみることが前提となるが、感染症や腫瘍性疾患以外の疾患を考察するみたい。
**************************************
◎レントゲン:問題なし
◎耳の確認:炎症や汚れもなく問題なし
各検査から異常が見られず、CRPも高くない。前庭疾患特有の症状がでているので、「突発性前庭疾患」であれば、3日程度で徐々に改善し、3週間以内に症状が消える場合が多いが、現時点では原因不明と説明をうけた後、先生から2つのご提案をいただことになりました。
その提案は...
①2、3日程度、様子をみる
②費用はかかるが脳のMRI検査,脳脊髄液検査をしてみる
下僕の家族と相談した結果、原因不明のままでは万が一を考えた場合に後悔してしまうとの意見となり、②脳のMRI検査,脳脊髄液検査をお願いすることになりました。
気掛かりは、MRI検査は全身麻酔下でおこなうこと。心配事はつきないが「検査では異常がなかった」となれば、また元気なグリムでいてくれるに違いないと下僕自身に言い聞かせながら帰路につきました。
■処置内容■
皮下点滴
・ステロイド(プレドニゾロン)
・抗生物資(セファメジン)
・抗菌薬(エンフロキサシン)
■診療費■
採血、血液検査:13,000円
CRP検査:2,500円
レントゲン検査:7,500円
皮下点滴:4,000円
お薬代:2,500円
合計:29,500円
明日の検査に備え、グリムにはゆっくりしていただこうと思っていたが、捻転斜頸の症状がひどくつらそう。
↓午前中よりも、傾きがひどく不自然な動きもする
MRI検査_2023年10月15日
今朝も元気なく、ご飯を食べようともしない。眼振、捻転斜頸の症状は悪化している...
↓首が真横に...
下僕達家族にはグリムを助けてあげることができず、ただただ見守りながら、自宅から車で2時間程かかる検査センターへ行く支度を始めた。
15:00
某検査センター(東京都内)でMRI検査,脳脊髄液検査開始
18:00
◎検査担当医の所見
頭部MRI検査では、大脳全域の主に白質~視床領域及び左右延髄において、広範囲にびまん性病変を認める。犬種/年齢/脳脊髄液の性状から、起源不明髄膜脳脊髄炎(MUO)を疑う。
延髄の病変は右顔面神経とも近接しており、影響は否定できない。
↓MRI画像結果の一部(黄色丸が病変)
◎脳脊髄液検査
・細胞数 23.3個/μl [正常:0-5個/μl]
◎神経学的検査 *指摘項目抜粋
・捻転斜頸
・旋回(右)
・ナックリング:左後ろ脚
・踏み直り反応:左後ろ脚
・斜視:腹側
・眼振:左回転
・対光反射:左眼刺激ゼロ
下僕として、いや家族として本来あってはならないのだが、「画像の病変の多さ」「脳炎」「完治しない」「余命」「左眼の光反応なし」など、想像もできなかったことばかりで、頭の処理が追い付かず、しばらく頭の中が真っ白になってしまいました。今後は、かかりつけ医と治療方針についてよく相談してくださいとのことで、検査センターを後にしました。
■処置内容■
皮下点滴
・ブドウ糖液
■診療費■
MRI検査:90,000円
脳脊髄液検査:10,000円
皮下点滴:2,000円
合計:102,000円
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は治療方針などの日記となります。
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