ブログをご覧の皆さん、こんにちは。59期主将の両角智也です。今回は引退ブログということで、自分の獨協での4年間を振り返りたいと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
私は高校からアメリカンフットボールを始め、その流れで大学でもアメフト部に入部しました。こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、高校時代は大した活躍をすることができず、入部した当初はアメフトに対するモチベーションがほとんどありませんでした。しかし、課外活動推薦入試という形で入学した際に、高校の顧問の先生に推薦書を書いていただいたこともあり、「もう少しアメフトを続けてみよう」と思いました。振り返ってみると、そこから主将を務めることになるとは、人生何があるかわからないなと感じます。
こうして練習に参加し始めましたが、最初はとにかく「下手だと思われないように」、練習でミスをしないことだけを考えていました。そんな自分の意識を変えてくれたのが先輩方でした。練習では良い雰囲気を作ってくださり、練習外でも親密に関わっていただきました。特に吉田浩暉さん(56期主将)には、練習で良いプレーをするたびに褒めていただき、次第にアメフトをすることが楽しくなっていきました。夏合宿が終わる頃には、「このチームで勝ちたい」「2部に行きたい」と本気で考えるようになっていました。
そうして迎えた秋の初戦では、WRとSで試合に出場することができました。しかし、3Qの途中で肉離れを起こしてしまい、その後チームは逆転負けを喫しました。試合後、自分が怪我をしてチームの勝利に貢献できなかった悔しさから、涙が止まらなかったのを覚えています。次の試合でも敗戦を喫し、目標としていた2部昇格を果たすことはできませんでした。このシーズンを通して、2部昇格の難しさを痛感することになりました。
2年目に入る前のオフシーズンは、とにかく身体を大きくするため、ひたすらトレーニングに励みました。アメフト人生で初めて食事制限をしたり、ジムのバイクを漕いだりと、これまで取り組んでこなかったことにも挑戦しました。その結果、両面で試合に出場させていただくことができました。オフェンスではTEやWR、ディフェンスではSとして出場し、ほとんどサイドラインに戻ることのないシーズンだったのを覚えています。
しかし、この年は人数が非常に少なかったことが響き、リーグ戦ではこれまで経験したことのないような大敗が続きました。3戦目の流通経済大学戦でコールド負けを喫したときの絶望感は、今でも忘れることができません。負け越しが確定していたシーズン最終戦で、お世話になっていた藤本廉之助さん(57期)にTDパスを投げ、大勝を収めた試合後は、心からほっとしたのを覚えています。
3年目は、自分にとって大きな変化の年でした。QBにコンバートされたからです。試合をコントロールする重要なポジションであることを理解していたからこそ、「自分にこの役目が務まるのか」という大きな不安を抱えながらのシーズンインでした。最初は練習メニューすら何をすればよいのかわからない状態でしたが、コーチの行方さんや平本さんに一から指導していただきました。投球フォーム、ドロップバック、カバーリードなど多くの技術を教えていただき、少しずつ成長することができました。QBとして指導してくださったコーチの皆さんには、心から感謝しています。
こうして迎えた秋シーズンは、なかなか実力を発揮できず、最終的に3勝3敗という結果に終わりました。今振り返ると、自分がQBとしてもっと成長できていれば、違った結果になっていたのではないかと悔いが残ります。致命的なミスを連発し、勝てる試合を自分自身が潰してしまった場面も多くありました。しかし、このシーズンは自分自身としても、チームとしても成長を感じることができ、「来年こそは2部に行ける」と思い、オフシーズンのトレーニングに励みました。
そして、2部昇格という目標を果たせないまま4年目を迎えることになりました。同期との話し合いの中で主将に選んでもらい、これまで以上に重い立場で最後の1年が始まりました。最後の1年は困難の連続でした。主将としてチームを引っ張ることはもちろん、同時にQBとして成長し続けなければならないことは、想像以上に苦しいものでした。新たにIフォーメーションを導入したこともあり、自分自身が思うように成長できていない現実を痛感していました。
さらに、練習試合で肩を怪我してしまい、前期の終盤はプレーができないまま終わってしまいました。春シーズンで2部校や3部上位校と対戦し、成長していくチームの姿とは裏腹に、自分自身が成長できているのかもわからないパフォーマンスに、焦りを感じていました。そんな中、長期オフが終わる間際に、自分にとって大きな出来事がありました。それがQBからのコンバートです。
コンバートを告げられたときは、現実をなかなか受け入れることができませんでした。しかし、「昇格のためなら何でもやる」と決め、夏合宿に臨みました。夏合宿では、チームマネジメントと並行して新しいポジションをいち早く覚え、成長していくチームに追いつくことを目標に取り組みました。
そして、自分にとって最後の公式戦が始まりました。シーズンの初めから「今年こそは2部に行ける」という自信があり、春シーズンや夏合宿を通して「今年は勝てる」と感じていました。周囲の方々からの期待も強く感じ、絶対に勝たなければならないという思いでシーズンに臨みました。しかし、第2戦で敗戦を喫し、第4戦の成城大学戦では、実力差を突きつけられる結果となりました。成城戦で2敗が確定し、昇格の可能性が消えたとき、「4年間、勝てないまま終わってしまうのか」という思いと、「どうすれば勝てたのか」という後悔が一気に込み上げてきました。その後もチームの雰囲気を立て直すことができず、最後の2戦はコールド負けという非常に悔しい結果に終わりました。
振り返ってみると、この4年間は負けを経験することが多く、「悔しい」という感情を何度も味わった4年間だったと思います。特に最後の1年は、後輩や同期に必死についてきてもらったにもかかわらず、自分自身のことで精一杯になってしまい、目標を達成するどころか、負け越しのシーズンを経験させてしまいました。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それでも、獨協のユニフォームを着て試合に出られたことは、かけがえのない幸せだったと確信しています。試合でタッチダウンを取ったときの興奮や喜び、勝利後の雰囲気、良いプレーをしたときのサイドラインの盛り上がりなど、一生の財産になる経験をさせていただきました。練習後にご飯に行って他愛のない話をしたことや、オフの日にさまざまな場所へ遊びに行ったことも含め、すべてが自分にとって大切な思い出です。
4年間で経験した「悔しさ」はもう覆すことはできませんし、勝てなかった事実はこの先も背負っていくことになります。それでも、いつかこの獨協アメフト部での経験が人生の糧になったと、胸を張って言えるよう、これからも努力していきたいと思います。
〈後輩へ〉
1年間主将として、至らない点ばかりだったと思いますが、ついてきてくれて本当にありがとうございました。振り返りでも書きましたが、昨年のチームで2部に上がれなかったことは、今でも強く悔いが残っています。今回は、自分から一つだけメッセージを残します。
それは、「目標を達成すること」に本気でこだわってほしいということです。最後のハドルでも話しましたが、僕たちの代は、4年間2部昇格を目標に掲げながら、結果を残せないまま終わってしまいました。2部昇格は決して簡単なことではありませんし、獨協アメフト部も30年以上2部から遠ざかっています。
引退する時に目標を達成できていないと、必ず心残りになります。後輩のみんなには、まだ去年の悔しさを上書きする時間があります。ただし、そのためには日頃から小さな目標を達成し続ける必要があります。筋トレに行くと決めたら必ず行く、イメージでパックまで全力でやると決めたら、最後のプレーまでやり切る。そうした小さな積み重ねが、自信となり、実力になります。
自分は4年間を通して、それが十分にできていなかったと感じています。妥協していた部分があったからこそ、結果を残せなかったのだと思います。ぜひ僕を反面教師にして、努力を続けてください。そして来年こそは、必ず2部に昇格し、30年以上遠ざかっている2部復帰を掴み取ってほしいです。
〈同期へ〉
本当に4年間ありがとう。フィールド内外で迷惑をかけることも多かったと思いますが、最後の1年は、ただついてきてくれるだけでなく、支えてくれて本当に感謝しています。衝突することもありましたが、それ以上に頼りになる存在でした。上手くいかないときに愚痴を聞いてもらったり、オフの日に遊びに行ったりしたことは、今でも大切な思い出です。卒業後も定期的に会えたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
〈家族へ〉
小学校からサッカーを始めて約15年間、やりたいことを何不自由なくやらせてくれて本当にありがとう。特に高校から始めたアメフトは、相当お金もかかったと思いますが、最後までプレーさせてくれたことに心から感謝しています。思うようにいかないことばかりで、心配もかけたと思いますが、家に帰ると何も聞かずにご飯を用意してくれたことが、今になって本当にありがたかったと感じています。毎試合会場に足を運んでくれたことも、当たり前ではない幸せだったと思っています。十分な恩返しができたかはわかりませんが、試合を見て少しでも喜んでもらえていたなら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
気づけば文章が非常に長くなってしまい、自分でもこんなに文章が書けるものなのかと驚いています。最後まで拙く長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。改めて、これまで支えてくださったすべての方々に感謝申し上げます。
2025年度の獨協大学 Green Monsters をご支援いただき、誠にありがとうございました。
担当:両角智也

