「101回目のプロポーズ(野島伸司著)」読了。


言わずと知れた平成の純愛ドラマ。1991年夏のドラマはもちろん、再放送も含めて何回観たか数え切れないほど。武田鉄矢&江口洋介兄弟の絶妙な掛け合いが心地良かったな~。あの頃から石田ゆり子さんの美しさの空気感は変わってないし。
前に再放送を観たのが20年ほど前でご無沙汰しているので、今回はほどほどに懐かしがりながらも新鮮に読めた。
この作品は中年男性に夢を与える内容。カネもない、ルックスに恵まれない、地位もないという3ない男性が、必死さだけで美女を勝ち取れるというオチだからな。そりゃ大衆ウケする訳だ。
高校生の時の私から見ても、
「この世の中、男は押しの強さが大事だな」
という教訓を得たものだ。もちろん、星野哲郎という男を反面教師にして。
いくつかツッコミを挙げるならば…
・薫の妹の千恵が哲郎に薫が過去に言われたプロポーズの言葉を教えるというシーン。いくら「お姉ちゃんを元気付けたかった」と言っても、あれはやり過ぎだろう。それにより薫の気持ちが最初に揺れ動くのだが、完全にモラルを欠いている。
・どうして見合い相手の家が簡単に分かるのだろう?薫の友人桃子が哲郎の家を訪ねるシーンがあったが、当時はストーカーという言葉も個人情報保護法という法律もない平和な時代だからな。ドラマが作りやすい訳だ。
・哲郎が会社を辞めて司法試験に挑戦するシーンがあったが、試験の申し込み期間、試験日、合格発表日の流れが短すぎ。現在だと前年11月~12月初旬までに受験申し込みをして試験日は5月半ば、合格発表は6月という流れなのに。思い立ってすぐ受験できる訳ではないのだ。当時のことは分からないが、そう変わっていないはず。このへん雑だなと。
