「小早川伸木の恋第二巻 教授選(柴門ふみ著)」
サブタイトルにあるように、主人公の小早川伸木の勤務する大学病院教授選がメインストーリーラインとされている。と言っても弱冠35歳の小早川が教授選に出馬する訳でも、上司の教授選を応援する訳でもなく、小早川が勤務する第二外科とは別の形成外科の教授選である。
帝東大学医学部には外科や小児科など21科、病理化学や放射線などの基礎部門が10科あり、その合計31科の教授達が各助教授の中から投票で教授を選ぶという方式をとっている。私もかつて勤務していたメーカーで病院を営業先としていた経験があるが、他の教授選も概ねこの方式であった。当時から違和感を覚えていたのが、横並びの教授が自分たちの仲間になる教授を選ぶという歪なシステムである。診療科が異なれば全く別世界のように医局同士は疎遠であり、誰が教授に相応しいか、統率力があるかなど分かる訳がないのだ。
この点で主人公の小早川と同期医師の竹林の興味深い会話があった。
一人は優秀、一人は優秀でなく教授の器ではないという場合、誰に投票するかというシチュエーションについてである。
竹林
「誰に投票するかは、その時の自分の立場による。自分が教授なら、将来医学部長選でライバルになりそうな優秀な方を落とす。自分が教授から医学部長にまで出世していたら、大学病院の質向上のために優秀な方に入れる。」
小早川
「この病院の将来や信頼ではなく、自分の利害だけを考えて投票するのか…。」
結局、第二外科の美村教授の謀略により、優秀でない越智が教授選を制した。選挙が人が人を選ぶシステムである以上、こうしたことは甘受せざるを得ないことなのだろう。優秀な人物がトップに立つというのが順当なのではあるが、今回のように、そうでない結果も起こりうる訳で、その点が人事の面白いところだ。
小早川伸木の恋 (2) (ビッグコミックス)
著者:柴門 ふみ
販売元:小学館
発売日:2005-01-28
おすすめ度:
クチコミを見る
どうやら鼻風邪をひいたみたいだ。最近、ちょっと暖かくなってきたと思ったらこれである。季節の変わり目は本当によく風邪をひく。早目に休もう。
布団に入ってゆっくりとMismoさんへのネタメールを作成していたら、「風邪ひいてるんだったら、早く寝なさい!」と妻からお叱りの言葉。素直に言うとおりにした。明日は友人宅でホームパーティーなので治さないと!
サブタイトルにあるように、主人公の小早川伸木の勤務する大学病院教授選がメインストーリーラインとされている。と言っても弱冠35歳の小早川が教授選に出馬する訳でも、上司の教授選を応援する訳でもなく、小早川が勤務する第二外科とは別の形成外科の教授選である。
帝東大学医学部には外科や小児科など21科、病理化学や放射線などの基礎部門が10科あり、その合計31科の教授達が各助教授の中から投票で教授を選ぶという方式をとっている。私もかつて勤務していたメーカーで病院を営業先としていた経験があるが、他の教授選も概ねこの方式であった。当時から違和感を覚えていたのが、横並びの教授が自分たちの仲間になる教授を選ぶという歪なシステムである。診療科が異なれば全く別世界のように医局同士は疎遠であり、誰が教授に相応しいか、統率力があるかなど分かる訳がないのだ。
この点で主人公の小早川と同期医師の竹林の興味深い会話があった。
一人は優秀、一人は優秀でなく教授の器ではないという場合、誰に投票するかというシチュエーションについてである。
竹林
「誰に投票するかは、その時の自分の立場による。自分が教授なら、将来医学部長選でライバルになりそうな優秀な方を落とす。自分が教授から医学部長にまで出世していたら、大学病院の質向上のために優秀な方に入れる。」
小早川
「この病院の将来や信頼ではなく、自分の利害だけを考えて投票するのか…。」
結局、第二外科の美村教授の謀略により、優秀でない越智が教授選を制した。選挙が人が人を選ぶシステムである以上、こうしたことは甘受せざるを得ないことなのだろう。優秀な人物がトップに立つというのが順当なのではあるが、今回のように、そうでない結果も起こりうる訳で、その点が人事の面白いところだ。
小早川伸木の恋 (2) (ビッグコミックス)著者:柴門 ふみ
販売元:小学館
発売日:2005-01-28
おすすめ度:
クチコミを見る
どうやら鼻風邪をひいたみたいだ。最近、ちょっと暖かくなってきたと思ったらこれである。季節の変わり目は本当によく風邪をひく。早目に休もう。
布団に入ってゆっくりとMismoさんへのネタメールを作成していたら、「風邪ひいてるんだったら、早く寝なさい!」と妻からお叱りの言葉。素直に言うとおりにした。明日は友人宅でホームパーティーなので治さないと!