終日研修を受講。テーマは災害補償。民間の労災保険と国家公務員災害補償との相違点が興味深かった。
・労災保険や地公災が職員や遺族からの請求に基づいて補償を行うのに対し、国家公務員災害補償保険(国公災)は請求が無くとも実施機関が自ら進んで補償を行う必要があるとされており、実施機関が明らかに公務による災害でないと判断できない以上はその手続きを進める必要がある。
→年金を始め社会保険制度があれだけ国民に対して請求主義を課しているのに、身内である国の職員には甘いとはおかしな話である。
・上記の概念から、時効の取り扱いも国公災独特である。2年間・5年間の時効消滅は労災保険と同様であるが、実施機関が公務災害補償通知書(又は通勤災害補償通知書)の被災職員への通知義務を怠った場合(公務災害又は通勤災害であるにもかかわらず、認定していない場合を含む)、時効は進行しない。
→時効消滅により年金給付を受けられない高齢者がいる一方で、こんな甘い優遇措置があるとは…。
・赴任期間中は、出張中の災害と同様に取り扱われ、引越しの荷造り、住民票の転入出届などの各種公的機関への届出などの際の災害についても、公務上の災害として認められる。
→呆れて物も言えない。過労により命を落としても、残業時間が月80時間ない等の理由で労災不支給となった遺族は、引っ越し中にケガをしても公費負担されるこの規定を見てどう感じるだろうか。
・「公務通勤」の概念も国公災独特のものである。例えば、午後10時から翌日午前7時30分までの間に勤務を開始するための出勤途上や、午後10時から翌日午前5時までの間に勤務が終了した場合の退勤途上などは、通勤災害ではなく公務災害である。
→特殊な時間に勤務している者を手厚く守ろうということか。まぁ公務災害と通勤災害の違いは僅かな自己負担額しかないが。
・電車通勤している職員が、出勤時に座って行こうと最寄り駅から逆方向に一駅(5分程度)戻る電車に乗っている際、電車の事故で負傷した場合、通勤災害と認められる。
→労災保険では間違いなく「合理的な経路でない」として不支給となるパターンである。
「暗証番号はなぜ4桁なのか?セキュリティを本質から理解する(岡嶋裕史著)」読了。
暗証番号が4桁である謎から始まり、セキュリティについて冗談や皮肉を交えて分かり易く解説している。
そもそも暗証番号というのは「数字しか使えないパスワード」であり、金融機関がATM端末でフルキーボードを備えることが技術的&コスト的に難しいため暗証番号にならざるを得なかったのである。そして、子供や高齢者でも覚えられるように誕生日と同じ4桁になったというのが経緯という。暗証番号の脆弱性はStart時から織り込まれていた訳だ。暗証番号は利用者側ではなく管理者側の都合で運用されていることが分かる。我々利用者は振り回されず自己防衛(暗証番号に誕生日や電話番号を使用しない、頻繁に変更する等)をしなければならない。
本題とは逸れるが、疎結合と密結合の例え話は面白かった。インターネットの構造は管理人がおらず、ルーズな感じで繋がっている疎結合であり、疎結合は自由な分、管理がないぶん自己責任となる。これは疎結合=独身者、密結合=既婚者と同じである。既婚者は金銭的・時間的に制約があるが、倒れた時には看病が期待出来る。一方独身者はそんな制約は無く気楽に人生を楽しめ責任も少ないが、いざ倒れた時には孤独である。勿論、人それぞれの人生観であるから、どちらが良いという訳ではなく、どちらを取っても良いことばかりとは限らない。
暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)
著者:岡嶋 裕史
販売元:光文社
発売日:2005-09-20
おすすめ度:
クチコミを見る
・労災保険や地公災が職員や遺族からの請求に基づいて補償を行うのに対し、国家公務員災害補償保険(国公災)は請求が無くとも実施機関が自ら進んで補償を行う必要があるとされており、実施機関が明らかに公務による災害でないと判断できない以上はその手続きを進める必要がある。
→年金を始め社会保険制度があれだけ国民に対して請求主義を課しているのに、身内である国の職員には甘いとはおかしな話である。
・上記の概念から、時効の取り扱いも国公災独特である。2年間・5年間の時効消滅は労災保険と同様であるが、実施機関が公務災害補償通知書(又は通勤災害補償通知書)の被災職員への通知義務を怠った場合(公務災害又は通勤災害であるにもかかわらず、認定していない場合を含む)、時効は進行しない。
→時効消滅により年金給付を受けられない高齢者がいる一方で、こんな甘い優遇措置があるとは…。
・赴任期間中は、出張中の災害と同様に取り扱われ、引越しの荷造り、住民票の転入出届などの各種公的機関への届出などの際の災害についても、公務上の災害として認められる。
→呆れて物も言えない。過労により命を落としても、残業時間が月80時間ない等の理由で労災不支給となった遺族は、引っ越し中にケガをしても公費負担されるこの規定を見てどう感じるだろうか。
・「公務通勤」の概念も国公災独特のものである。例えば、午後10時から翌日午前7時30分までの間に勤務を開始するための出勤途上や、午後10時から翌日午前5時までの間に勤務が終了した場合の退勤途上などは、通勤災害ではなく公務災害である。
→特殊な時間に勤務している者を手厚く守ろうということか。まぁ公務災害と通勤災害の違いは僅かな自己負担額しかないが。
・電車通勤している職員が、出勤時に座って行こうと最寄り駅から逆方向に一駅(5分程度)戻る電車に乗っている際、電車の事故で負傷した場合、通勤災害と認められる。
→労災保険では間違いなく「合理的な経路でない」として不支給となるパターンである。
「暗証番号はなぜ4桁なのか?セキュリティを本質から理解する(岡嶋裕史著)」読了。
暗証番号が4桁である謎から始まり、セキュリティについて冗談や皮肉を交えて分かり易く解説している。
そもそも暗証番号というのは「数字しか使えないパスワード」であり、金融機関がATM端末でフルキーボードを備えることが技術的&コスト的に難しいため暗証番号にならざるを得なかったのである。そして、子供や高齢者でも覚えられるように誕生日と同じ4桁になったというのが経緯という。暗証番号の脆弱性はStart時から織り込まれていた訳だ。暗証番号は利用者側ではなく管理者側の都合で運用されていることが分かる。我々利用者は振り回されず自己防衛(暗証番号に誕生日や電話番号を使用しない、頻繁に変更する等)をしなければならない。
本題とは逸れるが、疎結合と密結合の例え話は面白かった。インターネットの構造は管理人がおらず、ルーズな感じで繋がっている疎結合であり、疎結合は自由な分、管理がないぶん自己責任となる。これは疎結合=独身者、密結合=既婚者と同じである。既婚者は金銭的・時間的に制約があるが、倒れた時には看病が期待出来る。一方独身者はそんな制約は無く気楽に人生を楽しめ責任も少ないが、いざ倒れた時には孤独である。勿論、人それぞれの人生観であるから、どちらが良いという訳ではなく、どちらを取っても良いことばかりとは限らない。
暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)著者:岡嶋 裕史
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