イースト・リバーの蟹(城山三郎著)」読了。


最近、歴史小説ばかり読んでいるので、たまにはビジネス小説を…ということで手に取ってみた。

と言っても、全て30年以上前の執筆でありビジネス環境が現在と全く違う。しかし、人対人という関係は基本的に変わっておらず、現在にも通じる部分がたくさんある。

本書は5つの短編集であるが、すべて日本から遠く離れた異郷の地が舞台。前に父から借りて少し読んだ「真昼のワンマンオフィス(城山三郎著)」と同じである。著者はこの設定が好きなのかな、と思う。

以下は各作品についてひとことずつ。
「イースト・リバーの蟹」
実力も人徳もあるのに「どうしても!」と強いて言えない一歩引いた性格の男の話。これが社内での派閥抗争のみならず、家庭にも当てはまるという悲しさ…。

「遠くへお仕事に」
不祥事を押し付けられた銀行員が身を隠して逃亡する話。大組織の中の歯車の悲しさを味わえる作品。

「カルガリ駐在員事務所」
赴任先のカナダに魅せられた男が国籍を得ようと奮闘するが、様々な運命に翻弄されて叶わぬ夢に…。

「黄色い月光族」
主役はビジネスマンでなくダンサー。アメリカやメキシコでダンサーとしての地位を得ようと奮闘するも、やはり色々な壁が邪魔して叶わず…。黄色い、とは当然日本人ってこと。

「堂々たる打算」
イスラエル(ユダヤ)とのビジネスや恋愛についてがテーマの作品。人種、宗教、戦争など数多のファクターの中で商売をしていかねばならない商社マンって、ホントに尊敬する。そんな幼稚な感想を持ってしまった(笑)



最近、iPhoneのネットのつながりが悪い。せっかくiPhone5なのに、まるで4の頃に戻ったみたい。もう次世代の機種が出てるからなのか…。ちなみに自宅ではWi-Fiを使っていたのだが、これも同じタイミングで繋がらなくなってしまった。不思議。ちなみに私のみならず妻も。もうしばらく様子見してみるが…。