半日かけてPCセットアップ。説明書に沿って進んでいくだけで楽々。デジカメ写真の取り込みは速いし、DVDも観れ、大富豪や麻雀等ゲームも豊富にプリインストールされている。ネットはまだだが、楽しみは増えそうだ。

「天地人 上 天の巻(火坂雅志著)」読了。
ご存知、2009年大河ドラマの原作である。日本史好きな私だが、最近大河ドラマからご無沙汰であったので久しぶり観ることにした。そして去る年末、同じく日本史好きな義父が上中下と3冊読了したからと貸してくれたのである。
得意分野の戦国時代なのであるからか、Smoothに読み進んだ。しかも火坂氏の技術であろうか、情景が頭に描き易い。
上巻は、主人公・樋口兼続が主君・上杉謙信亡き後、上杉景勝を支え家督相続争いを勝ち抜くStory。
印象的だったのは、領国内の村民を説得する心構えのScene。
「年貢免除など戦に勝つ為の手形であればいくらでもバラまくことは出来る。しかしこちらが相手(上杉景虎)よりも高い条件を出せば、今度は相手が更なる条件をぶら下げ、次はこちらもと双方躍起になる。目先の利益に木葉のように動かされているうちに、人の心はどんどん荒んでいく。その揚げ句国が滅びてしまったら、田畑は軍馬に踏みにじられ、家屋敷が焼かれ、苦しみは民の元に返ってくる…」
結局、兼続は全く利益を与えることなく、誇りを問うて説き伏せるのである。
これは正に現在のビジネスに当て嵌まる。営業マンの妥協した条件提示、小売店の値引などお互い目先の利益を提示する契約・取引は浅ましいものだ。心を通わせないと、お互いにとって良い商取引など出来まい。
私は大学卒業後、食品会社の営業マンをしていたことがあったが、当時の上司から「金で取った得意先は金で他社に取られる。心で取った得意先は簡単には取られない。」と教えられたものである。この点から、かつてホリエモンが放った「金で買えないものは無い」という概念は中長期的には正しいビジネス手法とは言えないだろう。
日本史から学ぶべきことは多い。経営者の多くが歴史小説を愛することからも、ビジネスのヒントが隠れている証明である。
中・下巻も楽しみだ。

天地人〈上〉天の巻天地人〈上〉天の巻
著者:火坂 雅志
販売元:日本放送出版協会
発売日:2008-11
おすすめ度:3.5
クチコミを見る