「水滸伝 第12巻 炳乎の章(北方謙三著)」読了。

本巻の主な事件は、

1 青蓮寺による廬俊義の捕縛
廬俊義は梁山泊を経済的な面から支え続けてきた大物であり、ここで死亡することがあればそれこそ梁山泊にとって大打撃であるが、弟子の燕青の超人的な活躍により梁山泊へ脱出。この描写は読んでいて非常にハラハラした。

2 梁山泊軍の北京大名府一時占領
北京大名府といえば東京開封府に次ぐ大都市である。一時的であるにせよ、ここを占拠できたということは梁山泊の攻撃力がついてきたということだろう。

3 雄州の関勝将軍による梁山泊進軍
これにより北京大名府の占領は一時的なものとなってしまった。このとき梁山泊にはビッグネームは不在であり、ここでもし本腰を入れて梁山泊を攻められていれば間違いなく陥落していただろう。しかし攻撃しなかったことで、いよいよ関勝の梁山泊入りを濃厚なものとさせる。

4 関勝将軍の梁山泊入り
今まで梁山泊入りした元官軍の将は、その経過の詳細が描かれていたが、関勝の場合は葛藤や心情の移り変わりが主で、具体的な行動の記述がなされていない。実は気になって次巻を見てみたのだが、いつのまにか関勝一派が融け込んでいた。北方氏独特の遊び心の一つなのだろう。

主要な官軍の将もほぼ梁山泊入りし、今後の人事的な展開が楽しみである。本作品の魅力の一つは様々な人間の生きざまが描かれることにある。お気に入りの登場人物は?と聞かれてもまだこれだという者は定まっていないが、全19巻を読み終えるまでには虜になるくらいのキャラが現れるのだろう。それを楽しみに読み進めよう。
水滸伝 12 炳乎の章水滸伝 12 炳乎の章
著者:北方 謙三
販売元:集英社
発売日:2004-01-26
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


最近の娘はクッションがお気に入りのようだ。

クッションといってもソファクッション(無印良品)という大人一人がそのうえで座れる大きめなもの。そのクッションにタックルしたり、両手でバンザイしながら飛び込んだり好き放題なのだ。

何を隠そう、私が教えたのであるが。

私がそのアクションを大袈裟にやってみせて「ほら、次やってみろ!」とけしかけると、順番を待っていたかのように「よっしゃ、次わたし」とでも言わんばかりに同じアクションをしてくれる。それが笑えて笑えて…。子どもは何でも真似をしようとするが、その通りである。なので娘の前で下手なことはできない。