「やってはいけない「実家」の相続(天野隆著)」読了。

先日、「家を買いたくなったら」の書評においてマイホームを考えざるを得なくなったと書いたが、それよりもます、いつかは発生するであろう相続について勉強してみることにした。
実家には両親の建てた家があり、いつかはその相続について迫られるためである。
まず、序盤に書かれていた
「住まない実家は金のかかる資産」
というのは肝に銘じる必要があるだろう。
・相続税が割高に。
・家や庭のメンテナンスに手間や費用がかかる。
・実家に通う交通費がかかる。
・解体費がかかる。
というのがその理由。3つ目は大したことがないが、それ以外は無視できない。
両親ともに亡くなった後に、60過ぎて、懐かしいとは言えコミュニティのない地域で暮らすのはどうだろうな。友達や親戚は多少いるものの、田舎だから生活に不便だし、何より妻がその気がない。
でも売るのは中々しのびない。
次に、土地を更地にすると、建物がある場合に比べて固定資産税が6倍弱になる。というのはなかなか衝撃。「税金が高くなるのに金を払ってまで解体するのはバカバカしい」→「もともと実家を壊すことには心情的に抵抗あり」→「じゃあしばらくそのままにしておこう」
というスパイラルに陥る。一人っ子の私は、将来的に実家をどうするのかを決めねばならない。売るのか、住むのか…
これはかなり興味深い。
「一次相続から二次相続までの期間は、男性が先に亡くなると16年、女性が先に亡くなると10年。妻に先立たれると10年程度しか生きられないが、夫を亡くした妻は16年生きられる。」
男は哀しい生き物だな。私は長生きする自信があるのだが。自分で衣食住やれるし。
これには勇気づけられた。
「相続人がひとりっ子の場合、財産を分割する必要がない。親の財産をすべて1人で相続するためモメることもない。子供の頃はひとりっ子で寂しい思いをしたかもしれないが、そのマイナスをすべて補って余りあるほどの平和といっても過言ではない。」
一人っ子で寂しい思いをしたことなんて全くなく、周囲の同情を不思議に思ったが、相続においてもメリットは多そうだ。
「親と同居していた子供はその家に住み続ける限り、相続時に「小規模宅地の評価減」によって不動産の評価額が8割安くなる。高い相続税が払えなくなり、それまで住んでいた実家を売却しなければならないおそれがあるため。」
→趣旨は理解できるが、ウチは実家に同居は無理だしな~。
「葬儀費用は借金と同様に財産から差し引いてもらえる。しかも、亡くなった後に使っても引いてくれるという例外的な費用。葬儀を盛大にすることは相続税対策にもつながる。」
→なるほど、葬儀屋が儲かる訳だ。
「遺産分割をうまくまとめるのに重要なのは、相続人の配偶者。
妻の実家の相続に対する男の態度は、遠からず近からずという「アーム・レングス(腕の届く距離)」。これ以上近づくと鬱陶しく、これ以上離れると無責任という距離を保つ。これは世の中の様々な人間関係にも当てはまる。
夫の実家で相続があった場合は、引き込んでしまった方が得策。男性は口数が少ないので、遺産分割協議などで話したことをすべて奥さんに話さないから。」
→5年ほど前に妻の実家で一次相続があったが、まさにアームレングスの距離感だった。意識せずに。私の実家の場合は私が一人っ子だからな~。
「本来、相続対策は親にとってメリットがない。相続対策をしない人が一般的だというくらいのスタンスで向き合うのがいい。」
→なるほど。親に変にヘソを曲げられるといけないからな。
「住宅取得資金贈与
子供が親に建物の資金を出してもらうのも相続税対策に有効。その分だけ親の財産が子供に移転するため。しかも一定額まで贈与税が非課税に。 」
→1つ上の記述と矛盾。そりゃ贈与してもらえれば楽なんだが。
「ひとりで帰省する日数が多いほど相続が円滑に進む。子が夫婦で来たのでは中々本音で話ができないが、子がひとりで来れば心置きなく話せる。」
→なるほど。これは実行してみよう。
「一次相続はすべて配偶者に、が原則。一次相続で子供が多く相続すると、二次相続の相続税を軽く出来るため節税になると言われるが、机上の空論。遺された配偶者(多くは母親)の今後の生活設計を全く考慮に入れていないため。
夫が亡くなってから、妻が亡くなるまでの平均は16年だが、その間の生活設計を何よりも優先しなければならない。」
→これも、無意識に考えていたこと。一次相続で子の相続を期待するなんて考えていない。
「相続は悲観的に準備し、楽観的に行動する。」
→素晴らしい考え方。

先日、「家を買いたくなったら」の書評においてマイホームを考えざるを得なくなったと書いたが、それよりもます、いつかは発生するであろう相続について勉強してみることにした。
実家には両親の建てた家があり、いつかはその相続について迫られるためである。
まず、序盤に書かれていた
「住まない実家は金のかかる資産」
というのは肝に銘じる必要があるだろう。
・相続税が割高に。
・家や庭のメンテナンスに手間や費用がかかる。
・実家に通う交通費がかかる。
・解体費がかかる。
というのがその理由。3つ目は大したことがないが、それ以外は無視できない。
両親ともに亡くなった後に、60過ぎて、懐かしいとは言えコミュニティのない地域で暮らすのはどうだろうな。友達や親戚は多少いるものの、田舎だから生活に不便だし、何より妻がその気がない。
でも売るのは中々しのびない。
次に、土地を更地にすると、建物がある場合に比べて固定資産税が6倍弱になる。というのはなかなか衝撃。「税金が高くなるのに金を払ってまで解体するのはバカバカしい」→「もともと実家を壊すことには心情的に抵抗あり」→「じゃあしばらくそのままにしておこう」
というスパイラルに陥る。一人っ子の私は、将来的に実家をどうするのかを決めねばならない。売るのか、住むのか…
これはかなり興味深い。
「一次相続から二次相続までの期間は、男性が先に亡くなると16年、女性が先に亡くなると10年。妻に先立たれると10年程度しか生きられないが、夫を亡くした妻は16年生きられる。」
男は哀しい生き物だな。私は長生きする自信があるのだが。自分で衣食住やれるし。
これには勇気づけられた。
「相続人がひとりっ子の場合、財産を分割する必要がない。親の財産をすべて1人で相続するためモメることもない。子供の頃はひとりっ子で寂しい思いをしたかもしれないが、そのマイナスをすべて補って余りあるほどの平和といっても過言ではない。」
一人っ子で寂しい思いをしたことなんて全くなく、周囲の同情を不思議に思ったが、相続においてもメリットは多そうだ。
「親と同居していた子供はその家に住み続ける限り、相続時に「小規模宅地の評価減」によって不動産の評価額が8割安くなる。高い相続税が払えなくなり、それまで住んでいた実家を売却しなければならないおそれがあるため。」
→趣旨は理解できるが、ウチは実家に同居は無理だしな~。
「葬儀費用は借金と同様に財産から差し引いてもらえる。しかも、亡くなった後に使っても引いてくれるという例外的な費用。葬儀を盛大にすることは相続税対策にもつながる。」
→なるほど、葬儀屋が儲かる訳だ。
「遺産分割をうまくまとめるのに重要なのは、相続人の配偶者。
妻の実家の相続に対する男の態度は、遠からず近からずという「アーム・レングス(腕の届く距離)」。これ以上近づくと鬱陶しく、これ以上離れると無責任という距離を保つ。これは世の中の様々な人間関係にも当てはまる。
夫の実家で相続があった場合は、引き込んでしまった方が得策。男性は口数が少ないので、遺産分割協議などで話したことをすべて奥さんに話さないから。」
→5年ほど前に妻の実家で一次相続があったが、まさにアームレングスの距離感だった。意識せずに。私の実家の場合は私が一人っ子だからな~。
「本来、相続対策は親にとってメリットがない。相続対策をしない人が一般的だというくらいのスタンスで向き合うのがいい。」
→なるほど。親に変にヘソを曲げられるといけないからな。
「住宅取得資金贈与
子供が親に建物の資金を出してもらうのも相続税対策に有効。その分だけ親の財産が子供に移転するため。しかも一定額まで贈与税が非課税に。 」
→1つ上の記述と矛盾。そりゃ贈与してもらえれば楽なんだが。
「ひとりで帰省する日数が多いほど相続が円滑に進む。子が夫婦で来たのでは中々本音で話ができないが、子がひとりで来れば心置きなく話せる。」
→なるほど。これは実行してみよう。
「一次相続はすべて配偶者に、が原則。一次相続で子供が多く相続すると、二次相続の相続税を軽く出来るため節税になると言われるが、机上の空論。遺された配偶者(多くは母親)の今後の生活設計を全く考慮に入れていないため。
夫が亡くなってから、妻が亡くなるまでの平均は16年だが、その間の生活設計を何よりも優先しなければならない。」
→これも、無意識に考えていたこと。一次相続で子の相続を期待するなんて考えていない。
「相続は悲観的に準備し、楽観的に行動する。」
→素晴らしい考え方。
