「ジウ II 警視庁特殊急襲部隊 SAT(誉田哲也著)」読了。

三部作の真ん中。
ここに来て、新潟県糸魚川市の怪しい男、ミヤジの一人称が登場。この男が今後のキーパーソンとなるのは間違いない。
主人公のひとり、門倉美咲は東警部補とのペアで捜査に当たるのだが、門倉の東への想いがウザいくらい描かれる。20代半ばの可愛い系の女の子が、40代半ばのバツイチ男に妬きまくるのだ。東はちょうど私と同年代なのだが、これくらいの読者層に夢を見させているのだろうか(笑)。
そしてもうひとりの主人公、伊崎基子。怪しげなフリーライターと行動を共にし、とうとうジウやミヤジと接触。その過程でぽんぽんと躊躇なく人を殺しまくるのだが、もうその時点で破天荒過ぎる警察ドラマである。伊崎は前巻でも自分を襲おうとした同僚警察官3人を半殺しにしているし、この作品にはリアリティはないな。そういう意味では、この作品は、アクションや武闘シーンには大して興味がない私にとって、好きな小説のタイプではない。ま、ここまで読んだことだし、最後までは読み切るが。
あと、犯行グループは何やら訳の分からない思想を立ててはいるが、思想系も私は嫌い。ユートピアなんて有り得ないんだし。
とは言え、結末が気になるのは事実。今のところ、三田村管理官、小野小隊長がちょっと怪しげに描かれている。ま、だいたいそういうのは外れるのだが。
