「水滸伝 第五巻 玄武の章(北方謙三著)」読了。
本巻は主に3つの事件を描いている。
1つめは、主人公クラスである宋江が官軍一万の兵に狙われるものの数人の味方の援護により逃れ、長江の中洲に立て篭もるというもの。一連の闘いの中で、宋江のおっとりした性格を描こうとしている著者の想いは理解できるが、まだまだイメージし辛い人物像である。文章を読んでいても風貌が浮かんでこないのだ。その点、林冲や魯智深は何となく顔がイメージできる。どういう風にと聞かれると困るが、例えば林冲は横山光輝の三国志に登場する「関羽雲長」を、つい思い浮かべてしまう。長身で顎鬚が長い、賢者的な豪傑といった…。私の思い込みであるが。
2つめは、遼で囚われの身になっていた魯智深が�眷飛に救われる事件。しかし牢から逃れるために自分の手を切断したり、その切断した手が腐ったため安道全が肩から切断し、その切断した腕を魯智深自身が食べたりと、グロテスクな面が多かった。こうしたシーンは映像化が難しいだろう。
3つめは、青蓮寺による同志の非業の死。妻子との逢瀬を楽しんでいた楊志が殺されるとは意外だった。第二巻以降、結構好きなキャラだったので残念である。息子の楊令(5歳)が成長し、立派な軍人となって帰ってくるのだろう。それを待とうか。そして二竜山の石秀、桃花山の周通も戦死。それぞれ、身を盾にして闘った結果である。こうした英雄や豪傑を描く物語として、一方の勝ちっぱなしではつまらないため、負けを描くことは常套手段なのだろうが、それでも感情移入してしまう。
最近、会う人会う人に、水滸伝を読んだことがあるかを聞いて回っているが、中々同志が見つからない。まあ本作品は男性向きであり、女性は読みそうにないが。唯一見つかったのが、2010年2月15日にサシ呑みをした同じ職場のM谷さんくらいだ。彼は少年時代に子供向けの水滸伝を読んだとのこと。北方謙三作品とはストーリーが異なるとのこと。北方水滸伝とはまた違った風味の水滸伝を、私も一度読んでみよう。
水滸伝 5 玄武の章 (集英社文庫 き 3-48)
著者:北方 謙三
販売元:集英社
発売日:2007-02-20
おすすめ度:
クチコミを見る
娘の風邪は相変わらず。
声は枯れ、鼻水はずるずる。熱が出ないだけましなのだが可哀想だ。そして妻は本格的な花粉症に苦しんでいる。私と違い、薬を服用できないのが気の毒だ。
本巻は主に3つの事件を描いている。
1つめは、主人公クラスである宋江が官軍一万の兵に狙われるものの数人の味方の援護により逃れ、長江の中洲に立て篭もるというもの。一連の闘いの中で、宋江のおっとりした性格を描こうとしている著者の想いは理解できるが、まだまだイメージし辛い人物像である。文章を読んでいても風貌が浮かんでこないのだ。その点、林冲や魯智深は何となく顔がイメージできる。どういう風にと聞かれると困るが、例えば林冲は横山光輝の三国志に登場する「関羽雲長」を、つい思い浮かべてしまう。長身で顎鬚が長い、賢者的な豪傑といった…。私の思い込みであるが。
2つめは、遼で囚われの身になっていた魯智深が�眷飛に救われる事件。しかし牢から逃れるために自分の手を切断したり、その切断した手が腐ったため安道全が肩から切断し、その切断した腕を魯智深自身が食べたりと、グロテスクな面が多かった。こうしたシーンは映像化が難しいだろう。
3つめは、青蓮寺による同志の非業の死。妻子との逢瀬を楽しんでいた楊志が殺されるとは意外だった。第二巻以降、結構好きなキャラだったので残念である。息子の楊令(5歳)が成長し、立派な軍人となって帰ってくるのだろう。それを待とうか。そして二竜山の石秀、桃花山の周通も戦死。それぞれ、身を盾にして闘った結果である。こうした英雄や豪傑を描く物語として、一方の勝ちっぱなしではつまらないため、負けを描くことは常套手段なのだろうが、それでも感情移入してしまう。
最近、会う人会う人に、水滸伝を読んだことがあるかを聞いて回っているが、中々同志が見つからない。まあ本作品は男性向きであり、女性は読みそうにないが。唯一見つかったのが、2010年2月15日にサシ呑みをした同じ職場のM谷さんくらいだ。彼は少年時代に子供向けの水滸伝を読んだとのこと。北方謙三作品とはストーリーが異なるとのこと。北方水滸伝とはまた違った風味の水滸伝を、私も一度読んでみよう。
水滸伝 5 玄武の章 (集英社文庫 き 3-48)著者:北方 謙三
販売元:集英社
発売日:2007-02-20
おすすめ度:
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娘の風邪は相変わらず。
声は枯れ、鼻水はずるずる。熱が出ないだけましなのだが可哀想だ。そして妻は本格的な花粉症に苦しんでいる。私と違い、薬を服用できないのが気の毒だ。