「真田太平記 第15巻 真田丸(池波正太郎著)」読了。

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今年の大河ドラマのタイトルが本巻のサブタイトル。大坂冬の陣に備え、真田幸村が真田丸を築き、そこを拠点として徳川方と戦う。

冬の陣の布陣図は以下のとおり。
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どう考えても、徳川方に分がある。豊臣方は寄せ集めであるのに加えて指揮官が不在。豊臣秀頼など戦のみならず世間を知らないし、執事役の大野治長は経験不足で机上の空論ばかり。しかも徳川方と内通しているとか。そして、大坂城内には徳川方の間諜がたくさん入り、豊臣方の情報は筒抜け。

そんな中で真田丸を建設し、奮戦する真田幸村。徳川方から勝利を奪おうなどと大それたことは全く考えていない。それほど豊臣方への忠義や思い入れもなさそうだ。ここで活躍してまたひと花咲かせたい訳でもない。忍びの者が徳川家康を襲おうと提案しても乗らない。ただ、合戦で徳川家康と戦いたいだけ。それだけのために、大坂を死処としたのだ。

そんな、無欲で美意識の高い真田幸村だからこそ、後年、人気者となったのだろう。

さぁ、冬の陣は終了。次巻は夏の陣。一気に読んでしまおう。