1月スタートのTVドラマが始まり約1ヶ月経過した。
番宣などで気になったものを一通り目を通したが、それぞれの感想を簡単に述べてみたい。

一番の当たりはNHK大河ドラマ「竜馬伝」。今まで5話分見たがとても面白い。昨年に引き続き1年間しっかりと見て幕末の勉強をしようと思う。

昨シーズンから引き続く「不毛地帯」(フジテレビ系列木曜劇場枠・木曜日22:00)初期のころに比べて近頃は話の展開や面白みが尻すぼみした感があるが、まだまだ楽しめそうだ。

『エンゼルバンク~転職代理人』(テレビ朝日系列木曜日21:00)。
「ドラゴン桜」の作者:三田紀房原作だけあって内容がしっかりしている。昨今の労働市場を背景に、有料職業紹介事業者が舞台となっており、20代~30代の転職希望者はもちろん、そうでない人も十分に労働観を養える内容である。「主婦の再就職」「第二新卒」など毎回それぞれテーマが与えられており、答えが用意されている。私は別に転職を希望している訳ではないが、人事という私の仕事柄観たほうがよいだろうし、興味をそそる。

「曲げられない女」(日本テレビ系列水曜ドラマ枠22:00)。同枠の「ハケンの品格」「働きマン」「OLにっぽん」「ギネ 産婦人科の女たち」と同じく働く女性を描いた作品。主人公演じる菅野美穂は「働きマン」でも主人公を張っており、若干被る。が、私とほぼ同世代の女性が何をどう考えているのかを知る機会にもなるので一応見てみようと思う。

「宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」(テレビ朝日系列金曜日21:00)。
主人公演じる北村一輝の役柄が財務省キャリアということで興味がそそられ見てみることにした。しかし、TV製作者も単純であると思う。エリート官僚というと財務省キャリア、エリートサラリーマンというと商社か広告代理店というパターンがほとんどなのだ。まあ本作品は小説が素になっているため仕方がないのであるが。

「特上カバチ!!」(TBS日曜劇場枠)。
「カバチタレ!」及び「特上カバチ!!」は全巻コミックで持っており、行政書士資格保持者の私としては観ない訳にはいかない。前シリーズのドラマ「カバチタレ!」はフジテレビ系列で深津絵里、常盤貴子が主人公であったが、今回は局がTBSに移り主人公も櫻井翔、堀北真希とまったくの別物である。前シリーズもドラマとしては遊びの部分が多く「ふざけてる」といった感が否めなかったが、今回の「特上カバチ!!」もそれに輪をかけたもの。債権者代位権のポイント説明など法律の解説は非常に分かりやすいものの、ドラマの最中に視聴者に問題を出したり、くだらないコメディをはさんだりと「このくだりは要らない…」と呆れるシーンが続出。一緒に観ていた妻は既に嫌気がさしていた。せっかく原作が素晴らしいものなので、ドラマ制作者は真面目に作って欲しかった。なおこのドラマのヒット如何で再び行政書士試験の受験者数が増加するのは間違いない。一時期は8万人台の受験者数を誇っていた同試験、最近は6万人台に落ち着いている。世の資格ブームは健在であるし、再燃する可能性はあるだろう。

「君たちに明日はない」(NHK土曜ドラマ枠)。
坂口憲二主演ということで妻の希望もあり観始めた。アウトプレースメント会社(リストラ請負企業)の社員としてリストラと正面から向き合うという内容。これも昨今の労働事情からみれば出るべくして出たテーマと言えよう。

「泣かないと決めた日」(フジ系列火曜21時)
大手商社の新入社員である角田美樹( 榮倉奈々)に、入社日早々から先輩たち一丸となっていじめまくるという、よくある「職場いじめ」がテーマであるドラマ。女性同士のいじめは特に陰湿に描かれており、この4月に入社予定の新規入職者や就職活動をしている大学三年生など、会社というものに恐怖心をもってしまいそうなほどである。職場いじめは、人間関係が濃密な中小零細企業のみならず、大企業においてもみられる現象である。当然、そんなことがまかり通る職場では職員の士気も上がらず、コミュニケーション不足からくる様々な弊害を生むものだ。 人事担当者として、こうしたドラマはしっかり見ておきたいところ。このテーマも上記と同じく社会問題として取り上げられるべくして上がったテーマである。パワハラによる自殺者が年々増加している昨今、このドラマがどのように展開していくか楽しみである。