「人生は自分勝手でちょうどいい (竹村健一著)」読了。

タイトルに惹かれて手に取ってみた。かつて私が仕事で車を乗り回していた頃、ニッポン放送(AMラジオ)の「竹村健一のずばりジャーナル」にてキレのある論評を楽しんでいたのを思い出す。バリバリの関西弁で、日本を語る際に「ニッポンは…」と、「ニ」にアクセントを置いた訛りが今でも耳に残る。そんな竹村氏の人生論である。

本書が書かれたのは1993年と今から18年であり隔世の感は否めないが、主張していることは単純明快で、
・固定観念という殻から脱却して仕事の効率を上げよ
・遊びの心を忘れるな

などというものである。大前研一氏の著書で語られているものと瓜二つであるが、両者は価値観が同じだからこそ交友関係が良好なのだろう。
私が具体的に興味深かった論は仕事の代替性についてである。
「代替が効かない人間になれ」と竹村氏は言う。代替性のある人間はちょっとした変化があるごとに仕事を失う心配をしなければならないためである。これはフリーランス等には大切な点である。誰でもこなせる仕事しかしていないと、他の誰か(自分よりギャラが安い、若い、便利、地理的に近いなどの要因を持つ者)に簡単に取って変わられる。自分独自のオリジナルな付加価値を持たないと、生き残れない。

ただ、これは労務管理上では逆となる。従業員には代替が効く仕事をしてもらわないといけない。例えば、ある担当者が急病で長期間休業を余儀なくされる場合や急に退職することになった場合、代替性があれば他の担当者がスムーズに穴埋めをすることが出来る。上司は部下が日々どのように業務をこなしているかを把握しておくことが求められる。

自身が立ち位置を再認識したうえで、自身の仕事に代替性があるか否かを考えてみるのも面白いかもしれない。ちなみに勤め人である私の場合、代替性について言えば有る。そのお陰か、扁桃摘出手術で半月以上も休業した時に、他の担当者が被って戴いて仕事が溜まらずに済んだのだ。代替性があるほうが楽が出来るのは事実だが、今後時代が変化していくにあたっては代替の効かない人間を目指すべきなのだろう…。

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夕方、支店ブランチにて被災地支援の出陣式&説明会。

仙台オフィスに派遣される私を含めたメンバー3名と岩手県内のオフィスに派遣される10名が会議室に呼ばれ、ブランチマネージャーから辞令を手渡された。そして、記念撮影。

ここまで大袈裟にしなくても良いのにと感じたのは私だけではないだろう。その後、ブランチマネージャー応接室にて説明会。パンフレットは持ち物リスト、交通手段から現地の状況など事細かに書かれており、総務担当の仕事の優秀さが現れる。

現地で体調を崩して迷惑を掛けないように注意しなければ!これだけの手間暇をかけて送り出してくれるのに、「現地で体調不良で休んだ」では、当ブランチに恥をかかせてしまう。第一陣メンバーとして私を選んでいただいた幹部の方の期待に応えられるよう、頑張ってこようと思う。