先週土曜日が予定日だった妻。昨日、妊婦健診に行ったところ、2日後と4日後に再び来院するよう言われたという。現在のところ全く兆候なしとのこと。初産であるので遅れるのは覚悟していたが、もう少し待つ必要がありそうだ。そんなに妻のお腹での居心地が良いのだろうか。現在3500gはあるとのことで、妻も歩いたり横になったりするだけで疲れてしまうとのこと。私も妻からの電話やメールにやきもきし放しで落ち着かない。陣痛が表れれば、真夜中でもクリニックに飛んで行くつもりだが、いつになるのだろう。
「闘う政治(長妻 昭著)」読了。
今月末の衆議院選で政権交代が濃厚な民主党の実力派議員による政治ルポを読みたくて、手にとったものだ。ご存知「消えた年金」「居酒屋タクシー」問題を追及して広く世間にも名を知らしめた、次の内閣年金担当大臣である。本日の「みのもんたの朝ズバ!」にも民主党を代表して出演し、社会保険庁の体たらくを訴えていた。
本書を通して、長妻議員がキレ者だという事実はしっかりと再認識出来た。何しろ追及が厳しい。よくある単なる揚げ足取りではなく、具体的な数字を持ち出したり、話が論理的であったりして前向きな追及なのである。長妻氏のような野党議員がいれば政府・与党もタジタジであろう。政権奪取後は社会保険庁の膿を全て洗い出すと宣言している。与党側に立っての彼の活躍、民主党の政権担当能力には期待したいところだ。批判だけならば誰でも出来るのだから。
社労士資格保持者の私としては、特に年金問題には興味があり、深く掘り下げて知りたかったのだが、本書では消えた年金問題の追及前後の話ばかりで、9ページ程しか割かれておらず残念。本書では税金浪費システムにウエイトが置かれていた。いわゆるHAT-KZ(=ハットカズ。「税金や保険料の無駄遣いを自動的に発生させるシステム」であるとする五つの代表例を指す造語)である。
HAT-KZは以下のとおり。
H:ひもつき補助金システム
自治体が補助金をもらうためには、自治体が必要としない事業までも要望せざるを得なくなる。
A:天下りあっせん・仲介システム
天下りが国からの発注や補助金とセットである「持参金型天下り」、指導、監督、検査などに手心を加えてもらおうと受け入れる「人質型天下り」、官僚OB同士で企業を設立する際に、設立前に出身省庁と将来の受注の約束を結ぶ手法である「創業型天下り」の三つの類型がある。
T:特別会計システム
天下りの団体を養う原資となる、チェックのききにくい省庁の財布。
K:官製談合システム
天下りを受け入れてもらうために、天下りOBが受け入れ企業に談合情報などを提供して利益を上げさせる犯罪的行為。
Z:随意契約システム
入札をせずに、あらかじめ決められた特定の企業、公益法人と契約すること。
長妻氏の追及により、これらは縮小又は合理化等していく流れではあるが、徹底されたものではない。政権交代後、これらが撤廃・根絶されるか否か、しっかりと見守っていこう。逆に言えば、それが達成できなければ、消費税を上げない以上、中学校修了までの子供に一人当たり月額2万6000円の「子ども手当」を支給するための予算確保は難しいだろう。長妻氏は久しぶりに登場した期待の持てる政治家である。どうか裏切らないで欲しい!
闘う政治―手綱を握って馬に乗れ
著者:長妻 昭
販売元:講談社
発売日:2008-09
おすすめ度:
クチコミを見る
「闘う政治(長妻 昭著)」読了。
今月末の衆議院選で政権交代が濃厚な民主党の実力派議員による政治ルポを読みたくて、手にとったものだ。ご存知「消えた年金」「居酒屋タクシー」問題を追及して広く世間にも名を知らしめた、次の内閣年金担当大臣である。本日の「みのもんたの朝ズバ!」にも民主党を代表して出演し、社会保険庁の体たらくを訴えていた。
本書を通して、長妻議員がキレ者だという事実はしっかりと再認識出来た。何しろ追及が厳しい。よくある単なる揚げ足取りではなく、具体的な数字を持ち出したり、話が論理的であったりして前向きな追及なのである。長妻氏のような野党議員がいれば政府・与党もタジタジであろう。政権奪取後は社会保険庁の膿を全て洗い出すと宣言している。与党側に立っての彼の活躍、民主党の政権担当能力には期待したいところだ。批判だけならば誰でも出来るのだから。
社労士資格保持者の私としては、特に年金問題には興味があり、深く掘り下げて知りたかったのだが、本書では消えた年金問題の追及前後の話ばかりで、9ページ程しか割かれておらず残念。本書では税金浪費システムにウエイトが置かれていた。いわゆるHAT-KZ(=ハットカズ。「税金や保険料の無駄遣いを自動的に発生させるシステム」であるとする五つの代表例を指す造語)である。
HAT-KZは以下のとおり。
H:ひもつき補助金システム
自治体が補助金をもらうためには、自治体が必要としない事業までも要望せざるを得なくなる。
A:天下りあっせん・仲介システム
天下りが国からの発注や補助金とセットである「持参金型天下り」、指導、監督、検査などに手心を加えてもらおうと受け入れる「人質型天下り」、官僚OB同士で企業を設立する際に、設立前に出身省庁と将来の受注の約束を結ぶ手法である「創業型天下り」の三つの類型がある。
T:特別会計システム
天下りの団体を養う原資となる、チェックのききにくい省庁の財布。
K:官製談合システム
天下りを受け入れてもらうために、天下りOBが受け入れ企業に談合情報などを提供して利益を上げさせる犯罪的行為。
Z:随意契約システム
入札をせずに、あらかじめ決められた特定の企業、公益法人と契約すること。
長妻氏の追及により、これらは縮小又は合理化等していく流れではあるが、徹底されたものではない。政権交代後、これらが撤廃・根絶されるか否か、しっかりと見守っていこう。逆に言えば、それが達成できなければ、消費税を上げない以上、中学校修了までの子供に一人当たり月額2万6000円の「子ども手当」を支給するための予算確保は難しいだろう。長妻氏は久しぶりに登場した期待の持てる政治家である。どうか裏切らないで欲しい!
闘う政治―手綱を握って馬に乗れ著者:長妻 昭
販売元:講談社
発売日:2008-09
おすすめ度:
クチコミを見る