「脳卒中の正しい知識(荒木五郎著)」読了。
現在のところ私は脳疾患ケースは担当していないが、近い将来担当する時のために予習しておこうと手に取ってみた。本書は昨年12月に受講した研修において、脳の専門医の講師に推薦された書である。医師向けではなく一般人向けに書かれており読みやすい。

以下に興味深かった点を引用したい。
・脳卒中の卒は「卒然として、急に」、中は「悪い気にあたる」という意味。
→つまり、個別の傷病名ではなく、脳が急に悪い気にあたる状態全般を指すのである。

・脳卒中は大別すると、脳の血管が破れて出血するもの(脳出血、くも膜下出血)と脳の血管がつまるもの(脳血栓症と脳塞栓症などの脳梗塞)に分けられる。
→出血グループとつまるグループに分けられるということである。

・脳出血の因子は高血圧、中高年齢。くも膜下出血の因子は脳動脈瘤破裂。
・脳卒中全体が減少傾向だが、脳梗塞の割合は増えている。理由は、生活環境の近代化と高血圧対策の進歩によって脳出血が減少してきたことと、寿命延長による高齢者の増加。
→脳卒中の中で高血圧がリスクファクターなのは脳出血のみということか。

・脳血栓症は脳の血管が動脈硬化のために狭くなって、血液の流れにも渦巻ができ、次第に狭くなった血管の内腔(内側の壁)に血小板やフィブリンなどの物質を含む血液のかたまり(血栓)が着いて血管がつまってしまうこと。そのため、血液の流れが止まり、血液がゆかない部分の脳の組織は一部死んでしまう。
→元凶は動脈硬化。

・脳塞栓症は心臓の中でできた血栓が心臓から血液によって運び出され、これが脳にゆき、脳の血管をふさいでしまうこと。健康な心臓では血栓が心臓内に生ずることはなく、不整脈からくる心房細動や心臓弁膜症、僧帽弁膜症、心筋梗塞などの心臓があると、心臓内の血液の流れが停滞して血液が固まり、これが脳の血管をふさぐ原因となる。
→脳塞栓症の場合は、心臓疾患との因果関係もあるという訳か。

・CT画像では骨は白く、脳室(髄液)は黒く映る。また、出血部分は白く、脳梗塞部分は黒く映る。脳出血は発病後すぐにでも白色に造影されるのですぐに分かるが、脳梗塞は直後には映し出されない。
→つまり、CTを見れば脳出血か脳梗塞かが分かるということである。

・MRIでは、CTでははっきりしなかった腫瘍を的確に捉えられ、また脳卒中では脳幹の細かい病巣を画き出せる。また、急性期脳出血の診断はCTで充分だが、ある程度日時が経過した場合でもMRI検査を行えば脳出血かどうかがわかり、慢性期の状態もはっきりと捉えられる。
脳卒中の正しい知識 (南江堂ヘルスガイド)
著者:荒木 五郎
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久しぶりに松屋で食事を摂った。
どうしてもがっつり食べたくて。

注文したのは「ねぎ塩豚カルビ丼定食」。野菜たっぷりの豚汁もついてくるが、より多く野菜を摂るために生野菜も注文。

うーん、ちょっと塩分が多い。得てして外食は味付けが濃いのだ。松屋は独身時代には週に1度はお世話になっていたが、これを食べ続けると思うとぞっとする。気を付けなければ!
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