「プラージュ(誉田哲也著)」読了。

本作も長編。やっぱり短編集よりは長編の方が読み応えあっていい。

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本作品は、前科ありの人たちがシェアハウスで過ごす様子を描いたもの。過去の罪とどう向き合っていうかという心情が、登場人物それぞれの一人称で語られている。そして、記者が追う殺人事件の真相と言うのがこの作品のスパイスであり、加害者Aは何者か、そして記者は登場人物の中で誰なのか、という謎解きの要素も加わって楽しむことができた。

ネタバレすると、彰が記者。主人公の吉村貴生がシェアハウスに来た時には既に彰はいたし、記者がシェアハウスに潜入したのはその後の章だったので、新たな住人かなと思いきや、時系列を逆にされて騙された!こういうやられた感は読んでいて楽しいな。
そして、加害者Aは加藤友樹。というか、加藤は無罪であり、真犯人は彰であることが、彰の遺書で判明するという…。

なかなかサプライズの多い作品で、最近読んだ誉田哲也作品では1番楽しめたかな。

なお、この作品は星野源主演でドラマ化されている。WOWOWだから当時知っても観れなかったが、DVD化されているので今度観てみよう。




プラージュ (幻冬舎文庫)
誉田 哲也
2017-06-28