画像1読書Review
「NHK大河ドラマ・ストーリー 太平記(NHK)」
現在、「私本太平記(吉川英治著)」を読んでいるのだが、これを原作として1991年に放送された大河ドラマである。
今から22年も前のドラマであり、ほとんど内容は忘れてしまっていたが、本書を読み、少しずつ当時の記憶が蘇ってきた。北条高時(片岡鶴太郎演)が開催する闘犬場で闘犬に襲われる主人公の足利尊氏(真田広之演)の姿、ファンキーさ満開の婆娑羅大名佐々木道誉(陣内孝則演)、お守役が板についた一色右馬介(大地康雄演)など…。私が私本太平記を読む際は、このドラマのキャストがイメージとして頭に浮かぶのだが、真田広之の足利尊氏以外は中々良いキャスティングだと思う。
ストーリーが大河ドラマらしく尊氏をヒーロー然とした仕上がりになっており、原作とはやや色が異なる。原作では登場しなかったキャラ(ましらの石 柳葉敏郎演)がいたり、 花夜叉(樋口可南子演)などのように原作では田楽一座の男性座長と、卯月(駆け落ちした楠木正成の妹)という2人の人物をかけ合わせて合成されたようなオリジナル人物もいたり。
原作の「私本太平記(吉川英治著)」を読んでいると、あちこち横道に逸れたりするので、時系列がごちゃごちゃになることが多い。その時は、本書や先日再読した「日本の歴史 第8巻 南朝と北朝(小学館)」を時々見直して頭を整理することとしたい。

なお、本書はAmazonなどではヒットしない。マニアにとっては希少品なのだろう。私の持っている本書はまだ綺麗であるが幾らで売れるのだろうか。私のコレクションの一つなので売るつもりはないが、1万円とか値が付いたら心が揺れ動くかも。