「利休にたずねよ(山本兼一著)」読了。

昨年12月に公開された、市川海老蔵主演映画の原作本。言うまでもなく千利休が主人公。
実家で父の本棚にあったのを借りてきた。安土桃山時代の歴史小説なので私の守備範囲のジャンル。人物像のほとんどを知っているため、それほど時間を要せず読了出来た。

千利休と言えば、この時代を舞台とする小説やドラマには頻繁に登場してきた。しかしそれは茶人というか、あくまで文化人としてであった。それも、良識派な、静なキャラクターとして。最期は秀吉に嫌われて非業の死を遂げる、というのがパターンだった。

が、本作品はそれらとは一線を画す趣きだった。良く言えば情熱的、悪く言えば好色な熱い男なのである。いわば、他作品とは違う、動の利休を楽しめた。このキャラクターだからこそ、市川海老蔵に白羽の矢が立った訳だ。納得。

さて本作品は利休に関係した人物の一人称で綴られる短編集のようなものだが、それぞれが独立しているようで、後々の伏線になっていてその回収も楽しめる。また、利休切腹の70歳時からどんどん時を遡り、やがては18歳時代のやんちゃな頃まで描かれ、最後は切腹にまでまた戻るというちょっと変わった形式だったので最初は面食らったが、だんだん慣れてきた。

なお、最初に本作品は父に借りたと書いたが、父が所属している読書サークルの課題本だったらしく、あちこちに線が引いてあったり、付箋が残っていた。なるほど、父はこの場所に興味を示したのかー、などとくすりと笑いながら読み進めた。納得した箇所などが同じだったりして、やっぱり親子だな、なんてしみじみ思ったりして(笑)。

映画も観てみたい!DVD借りてこよう。


利休にたずねよ (PHP文芸文庫)
山本 兼一
PHP研究所
2010-10-13



体調は完全回復。良かった。今週も無事に終えられた。まだまだ課題は多いが、一歩ずつ前進していると思う。来週は外回りの調査が多いが、体調を管理しながら乗り切ろう。

休憩時に寄った、星乃珈琲。カフェインレスコーヒーを初めて飲んだが、味は普通のと変わらないし、夕方以降に飲んでも眠れなくなる心配もない。これ、いいかも。
2014-11-07-19-08-13