起床したが、まだ怠い。アピタのCafeで民法講義の予定が、外出する元気もなく自宅で静養することに。
テレビ朝日系刑事ドラマ「おみやさん(再放送)」を視聴。元々刑事ドラマは好きな方であるが、このシリーズは初めて観てみた。ドラマの舞台が大好きな京都ということもあり嬉しい。「おみやさん」とは、迷宮入りした資料を扱う資料課の警察官(渡瀬恒彦)のことで、StoryLineもやはり迷宮入りした過去の事件と現在の事件とを連結して解決するというもの。このドラマの特長は、主人公がバリバリの刑事ではなく閑職である資料課職員であり、アクションシーンは皆無でその代わりにおみやさんの暖かい人情を武器にするところである。従来の硬派な刑事ドラマと比べて、癒し系刑事ドラマと言える。また、おみやさんと女性(櫻井淳子、友近、菅井きん)キャラクターとの軽妙な掛け合いもいい。そんな心地良さが楽しく、つい三話も視聴してしまった。どうせ怠くて何か他にする元気も無かったから、いい静養となった。

「若者はなぜ会社選びに失敗するのか(渡邉正裕著)」読了。社員定着率、労働時間、人間関係、報酬水準、雇用安定など全12の指標を著者独自の見解により縦横の軸で表わし、エリアを名付け、取材した大企業の具体名を当て込むという面白い企画である。以下に、印象的だったフレーズを引用する。
・「キャリアの上積み感」という見えない報酬を意識せよ。高付加価値の仕事をする期間はいくら低報酬であれ、将来的に回収出来る。教育こそ確実な投資であると言う論理に同じ。
・外資では有休は100%取得するのが当たり前のカルチャー。いつ人が辞めるか分からないために属人的な業務がないよう、バックアップ体制が出来ており、長期休暇の際も引き継ぎしやすい。
・年功序列企業に裁量労働制を導入すると、残業代がないのをいいことに、上司からの業務命令により延々と長時間労働させられる「奴隷化」が進む。
市場競争が少ない独占に近い企業は、あくせく稼ぐ必要がないため営業部門が弱く、人事や財務を中心とする管理部門が強い。管理部門が出世コースであり、社員の目も顧客より社内に向く。逆に市場競争が厳しい企業では、社内向け資料を美しく見せようといった活動に人件費を使っていると競争に勝てない。
・人事評価における成果主義は、人類の民主化のようなもので、不可逆的な変化である。日本が高度成長期の年功序列型に戻ることはなく、もはや逃れられない。
・人材最適配置とは、あらゆる業務を適正な単価の人に担当させようというもので、単価の安いアルバイトでも出来る仕事を高単価の正社員がやるのは人件費の無駄遣いである。

その他、会社選びの本質が多数描かれており、就職や転職を控えた者はもちろん、コンサルタントや私のような人事担当者がじっくり読むべき書籍である。私が大学時代に出会っていれば、より深い会社選びが出来たのにと悔やまれる。

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか
著者:渡邉 正裕
販売元:東洋経済新報社
発売日:2007-02-23
おすすめ度:3.5
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