長野小布施日記、12の続きです。
北斎館の中を順路に沿って見ていくと、最後の部屋だけ天井が高くなっていて、中央にお祭りの屋台がありました。
豪華でピカピカ。最近塗ったみたいにきれいですが、19世紀建造です。
説明を読むと、小布施町には19世紀に建造された祭屋台が7基現存していて、そのうち2基がここに保管されているとのこと。
もう一基がこちら。
漆塗りだし、彫刻も派手だし、お金かかっているよねえ~
よほど小布施町は豊かだったんでしょうねぇ。
今でも潤っている感じはしますね。道路きれいだし小学校きれいだしお店は新しいし・・・
2基とも天井の絵は北斎が描いています。
屋台にはめてあるのは複製で、本物は、私達が見やすい下の方に展示してありました。
龍と鳳凰。
サイズは120cm四方くらい。岩松院の天井絵に比べるとずっと小さいけど、濃くて細かくて、熱量が伝わってきます。
天保15年(1844) に描いたそうなので、北斎85歳。やっぱり目が異常に良くないか!?
動体視力だけでなく、普通に近視力も。
手も震えたりしてなさそうだし!?
岩松院の鳳凰と似ています。体に松と月桂樹と芭蕉が生えている。
もう一つの屋台に描いた、男浪(おなみ)。
龍と鳳凰を描いた翌年に、また小布施に来て描いています。よっぽどこちらの地が気に入ったのかねぇ。
食べ物と寝る場所、絵の具まで調達してくれるパトロンがおりますのでねぇ。
もひとつ女浪(めなみ)。
色が濃くて鮮やかなのです。180年経っているとは思えないほど。
良い絵の具を使っているのでしょう。
波しぶきの先が、鳥の爪みたいになっているのは、版画の神奈川沖浪裏と同じ。
こう見えていたんですね。海がすごく荒れてる時に見たのかなあ。
そういえば、マンホールも波の模様でした。
まだつづきます。






