われわれは、この世界を自分がある通りに見ます。
かりに、ある部屋に赤ん坊がおり、その部屋には、
テーブルの上に金貨の袋がおいてあって、
どろぼうがきてそれをぬすむとします。
赤ん坊は、それがぬすまれたことを知るでしょうか?
われわれは、自分がうちに持っているものを外に見るのです。
赤ん坊は、うちにどろぼうを持っていないから、
外にどろぼうを見ません。


「ギャーナ・ヨーガ」 スワミ・ヴィヴェーカナンダ


こんにちは。はぴヨガmasamiです。


今日も、老人ホームでのボランティアヨガの日。
そして、今日は春休み中の息子も一緒でした。



初めての老人ホームです。
どんな反応するのか、どんな感想を抱くのか・・・。
ママとしては興味津々。



ちょっとびっくりするかなという予想に反して、
とてもおりこうさんな、いいアシスタントっぷり。
終わった後は、ちょっとしたアイドルです。
少し照れながらの、入居者のみなさんと握手会でした。




終わった後も

帰りの車の中で

こんな事を言っていました。



「ママ、人気者だったね!」
「子どもが来ると嬉しいんだね。」
「また、来てねって言ってくれたね。」
「ママは、楽しい?」
「また来てくださいって言われたら嬉しい?」



などと、とっても素直な感想。




自分との感覚の違いに驚きました。
大人と子供の違いというものなのか・・・。


なぜなら

わたしの、初めての老人ホームは、
とても衝撃的だったからです。

 

 

正直なところ、

施設の独特のにおいが

気になりました。


一目で認知症と分かる

入居者さんの顔を見て

少なからずショックを受けました。

 


生と死、そして老いること、

健康ってなんだろう…

両親が年をとったらどうなるんだろう…

 

自分のこれからについて
そして大げさだけれど、

人の一生についてなど、
 

頭の中が忙しく回転し、

心もざわつきました。



老いや死という、

当たり前にやってくる出来事。
 

それに知らんふりして生きている自分に気づいた
というような、複雑な感覚が自分の中に起こりました。




自分のおじいちゃん

おばあちゃんよりもうんと高齢で、


体や心が自分の思うようにコントロールできない、
そんなお年寄りの姿を見て、
息子も違和感を感じるかもと思ったんです。



でも、違いました。





息子が感じたことは、
一緒にヨガをして、

楽しそうにしているお年寄りの姿だけでした。




息子にとって、いい経験になるといいなと思い、
連れていった老人ホームでしたが、
わたしの方が、大切な気づきをもらった日でした。






子どもってすごいね。

ママについてきてくれて本当にありがとう♡