こんにちは。はぴヨガmasamiです。

先日、こんな記事を書きました。
色が私たちの無意識に作用しているということ。
知らず知らずの内に、多くの影響を受けているということ。


であるなら、自分の身の回りの空間は
快適にしておきたいと思うもの。

みなさんのおうちのインテリアはどうですか?


実は今、自宅のリノベーションを計画中です。
どんな感じにしようかと、いろいろ思い描いているうちに、
シュタイナー学校の話を思い出しました。

シュタイナーって知っていますか?
正式な名前は、ルドルフ・シュタイナーと言って、
オーストリアの人智学を説いた哲学者です。

日本では、シュタイナー教育で知られていますが、
人智学なので分野は広いんですよ。
農業や食、芸術や建築、医学、精神、霊的なこと、などなど・・・・。


面白いと思ったのが、学校の壁の色のことです。

普通に平坦に色を塗るのではなく、濃淡やグラデーションをつけて塗っているそう。
「ラズール」と呼ばれる技法らしいです。

なぜ、濃淡をつけて塗るのかというのは、均等に塗られたペンキの部屋では、
壁が障壁になって、境界線ができてしまうから。
コントラストが生まれてしまうんですね。
そして、その部屋の内と外を区別してしまうという感覚が、
心に厳しい感じを与えてしまうからなのだそうです。


でも、ラズールで塗られた部屋は、色の濃淡によって距離感が近くにも遠くにも感
じさせる効果があって、均等に塗るよりも部屋が生きているような感じになる。
だから、息がつまらずに自由にのびのびとできるということらしいです。


心に与えるのは、何色かってことだけじゃないんですね。
自然には、平坦な色はないし、直線もない。
葉っぱの緑も一色でなく、一枚の葉の中の様々な緑が集まってできている。

自然の中の方が、落ち着くっていうのはそういう理由もあるのかも。


シュタイナー学校の壁の色には、もうひとつ面白いことがあります。
それは、教室ごとというか学年ごとに壁の色が違うこと。


これについては、また明日。
ヨガとの共通点がいっぱいで面白いんです。


我が家も深呼吸できるような有機的なお部屋を目指します。


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