2023年の7月のある夜、

お腹がすごく痛くなった。

どんな痛さかというと、お腹壊れた時の痛さで

トイレに行っても、横にってもずっと痛かった。


あまりの痛さにその夜は明け方まで眠れなくて

なんか変だな、病院に行っておこうと思った。


ネットで評判の良さそうな病院を調べて受診する。

大腸カメラの検査をしたことがあるかと聞かれ

無かったので無いと言うと、年齢的にも

1度受けたほうが良いのでは?ということになり、予約した。


それから少しして検査を受けて、

その時に直腸の腫瘍が見つかった。

先生は、この腫瘍がなんなのか判断がつかないから

放射線の医師、婦人科の医師と検討して

連絡をするとのことだった。

腹痛は腫瘍とは関係なくて、ストレスだったのかも、ということだった。


それから数日して連絡があり

やはり何なのかわからないから医大へ紹介するという。

癌ではなさそうだけど、何なのかちゃんと調べたほうが良いとのことだった。


医大でに2泊の入院して検査をすることになった。

お尻からカメラを入れて腫瘍を針で突いて細胞診をする予定だったけど

針が刺さらず、翌日電気メスを使うことになった。

その時、剥離できそうとのことで剥離してもらう。

鎮静をかけてもらっていたけど、すごく痛かった。

入院は5泊に延びた。


検査の結果は、癌では無いけど悪性の腫瘍で

神経内分泌腫瘍というものだと、

昔は癌もどきと言われていた病気だと医師から伝えられる。

腫瘍はもう取り去っているけど、12ミリあったので

リンパ節も切除した方が良いとのことだった。

一時的に人工肛門になることもその時に聞いた。


悪性か…。


命の危険がある病気ですか?と聞くと

癌よりは進行が遅く、腫瘍は取り去っているし

リンパも取るからそんなに危険ではないだろうけど

置いといたらダメだね、と。

早く見つけてもらって良かったね、と言っていた。


夏に腹痛で受診してから3ヶ月ほど経って

季節は秋になっていた。