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立原道造の「見果てぬ夢の続き」は、さいたま市(浦和)にもありました。

そこは移住前に住んでいた家のすぐ近くの公園。

 

別所沼湖畔に建つ“ヒアシンスハウス”

 

横を散歩しながら、10年以上深く気に留めることもなかったのですが、移住が決まっていろいろ調べる中で、奇しくも浦和と追分が立原道造の夢の場所としてつながりました。

移住前の7月、「絶対行かなくては」と初めて訪問。

 

立原道造は生前、具体的にこの地名を挙げ、自身の週末ハウスを建てることを夢見ていました。

建築スケッチや完成を待ち望んで友人に宛てた手紙が遺されています。

滞在を示す旗のデザインは画家の深沢紅子史に頼み、住所を記した名刺まで作っていたとか。

 

「夢の続き」に有志が立ち上がり、「ヒアシンスハウスをつくる会」が発足、

没後65年の2004年秋実現しました。

 

遺されたスケッチ

「テーブル、コシカケ、ローソク立」など細部までデザインしています

 

玄関を入ると大きな窓に光があふれ、別所沼を望む

 

角を曲がるとそこにも大きな窓。置かれたデスク

 

奥にはベッド

 

建物裏手より。奥が別所沼

 

わずか5坪ほどの建物は、現代の“小屋ブーム”にも通じるほど新鮮。

小さい中に立原道造とそれを受け継いだ人たちの夢がぎっしり詰まっていました。

 

 

メタセコイアの並木が四季折々美しい別所沼

“ヒアシンスハウス”は右手にあります

 

現在は「ヒアシンスハウスの会」がハウスの維持管理と活用を担っており、水・土・日・祝の10:00~15:00に建物内を公開、来訪者の案内などの対応をして下さいます。

 

↓“ヒアシンスハウス”と「ヒアシンスハウスの会」はこちら

http://www.haus-hyazinth.org/

 

※タイトルの「見果てぬ夢の、続きを見よう」は、『立原道造の夢見た建築』の帯のキャッチコピーです。

 

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