あっ、脱税シリーズだ。

と思った方

違います。

節税シリーズです( `・ω・´)


ちなみに、今までの節税シリーズは全て国税庁に問題ない旨を確認済みです。
もし否認された方がいましたら税務署に文句言ってください。
僕の勉強した知識だと「異議申立て→審査請求→棄却」って感じです。


さて、今回のテーマは地方税の均等割額を減少させる方法です。
対象者は資本金等が1,000万円超の方です。

住民税均等割は資本金等の額や従業員数でその金額が決まります。
資本金等の額が多いほど均等割額も多くなります。
そしてこれは赤字の企業にも必ず課される税金です。
資本金を3,000万円で設立したけど経営が苦しく均等割額の負担がでかい!!!
そんな方に必見です。


資本金を減らしたいなら減資すれば良いんじゃないの?」って思うかもしれませんが
赤字企業はまず減資する資金がありません。
無償減資だと資本金は減っても資本金等の額は減りません。

※資本金等の額は簡単に説明すると株主からの出資金です。
なので事業で得た利益とは完全に区分されるため、会計上で資本金を利益剰余金に振り替えたとしても税務上は資本金と考えることとされています。


そこで考えたのが


逆DES(ぎゃくですwwww)←何が面白いのか分からない?




知っている人は多いと思いますが「DES(デス)」は、借入金を資本金に振り返ることをいいます。
なので、逆DESは資本金を借入金に振り返る行為です。

会計上の仕訳としては

資本金2,000万 / その他資本剰余金2,000万円
その他資本剰余金2,000万円 / 現金2,000万円
現金2,000万円 / 長期借入金2,000万円

こんな形です。
精算すると  資本金2000万 / 長期借入金2000万円  です。
その他資本剰余金を挟んでいるのは直で資本金を減らすことが禁止されているためです。
なお、実際の現金のやり取りは特に必要ないとは思います。
ただし、株主が複数人いる場合には注意が必要です。実際にお金のやり取りが発生する可能性もあると思います。

なお、税務上の仕訳は

資本金等2000万/資本金等2000万
資本金等2000万/現金2000万
現金2000万/長期借入金2000万

になります。

今までの節税シリーズの中では一番否認はされにくいかなぁと思います( ´ ▽ ` )ノ


が、節税は自己責任で( ´ ▽ ` )ノ