夢を。

見た。


全然関係ない、現実ではない夢。

でも、そこでも現実と同じ様な目に遭う。

でもね。

そこには、ちゃんと助けてくれた人がいた。


その夢がきっかけで。

私の身体は絶不調。

湿気もあいまって、良い感じに。

絶不調。



記憶が流れる。

助けてくれなかった親。

その行動。

守られる筈だった、被害者。

罰を受ける筈だった、加害者。


夢では、加害者は当然罰を受け。

守られた被害者。


現実とは正反対。

多分、夢の方が"理想"なのだろう。

現実とは…、本当に…。

残酷だ。


こんな夢を見た日は、感情が昂ぶっていけない。

勝手に涙は頬を伝うし。

勝手に気分は沈んでいく。


頭の中で繰り返される記憶。

思い出したくもないのに、記憶が溢れてくる。

とてつもなく、不快。


親がどんな行動をとったかは、覚えてる。

でも、その後のやりとりを私は覚えていない。

ぷっつり途切れる記憶。

やや時は流れたところから、記憶は再開される。

引き取ってくれた祖父。

祖父の無意識に欲した、身代わり人形。


ねえ?

どうして…。

誰も"私"を見ないの?

どうして…。

誰も"私"を見てくれないの?


"私"は此処に在る。

"私"にも涙は在る。


どうして。

貴方達は。

"私"を道化師としたてあげるの?

何故。

"私"は笑われるの?

なんで。

"私"を見てくれないの?


本当に。

これは"現実"なのだろうか?

本当は。

"夢"の中ではないのだろうか?

"私"は。

"現実"に在る?

"夢"に在る?


"私"は"誰"で。

"此処"は"何処"?