アローラ(こんにちは)。本日もよろしくお願いします。第16話、スタートです。

 「イリマの試練」を終え、メレメレ島の島キング、ハラさんとの大試練を行い、ハラさんとマケンカニさんのZワザ《ぜんりょくむそうげきれつけん》を打破し、ツキさんとモクローさん、ツツケラさんはハラさんに勝利。見事大試練を突破なされました。


ククイ研究所

ククイ「ツキ、大試練もクリアしたし、メレメレ島を出るんだよな」
ツキ「メレメレ島を出る? …あぁ、そういや島巡りは4つの島を行き来するんだったな」
ククイ「そうだ。やり残したこととかはないか?」
ツキ「やり残したことか…」
ロトム図鑑「まだ未発見のデータが残っているロト!」
ツキ「どーでもいい。…このまま出るには、何か忘れてるような気がするんだよな」
リーリエ「そうだ、ツキさん。メレメレ島には島巡りチャレンジャーも特訓に励むという洞窟があるらしいですよ。それも近くに」
ツキ「洞窟?」
ククイ「…そうだな。大試練を突破したツキなら、いけるだろうな」
ツキ「大試練が関係してるのか? …まぁ、この際行ってみるか。メレメレ島を出るのは、それからだ」

 メレメレ島を出る前に、私たちはその洞窟へ向かいます。そこで、再びあの群れと逢いまみえることになるとは。


ポケモンムーン
  月 詠 の 記 録


【記録.16】
進化する翼 -


 海辺のククイ研究所を西へ進み、私たちはその洞窟、【テンカラットヒル】へとやってきていました。

ツキ「研究所からこんなに離れてないところに、こんな洞窟があったんだな」
リーリエ「はい。私も、以前博士に聞いていただけでしたので、驚きです」
ツキ「そうなのか。けど、ここってなんか入りにくいとか言ってなかったか?」
リーリエ「あっ、えっと…」
ロトム図鑑「説明はお任せロト! ここ、【テンカラットヒル】は、ポケモンの助けなしには侵入できない場所ロト!」
ツキ「じゃあなんで俺たち入れてるんだよ」
 ロトムさんは驚くと、その原因の調査を始められました。
リーリエ「本来ここはポケモンさんの助けなしには侵入できないとは…どういうことなのでしょう?」
ロトム図鑑「そ、それも説明するロト。ここの攻略には、本来<ポケライドポケモン>が必要らしいロト。けど、ツキもリーリエも、そのポケライドポケモンがいないロト」
ツキ「だからだったらなんで俺たち入れているんだよ」
ロトム図鑑「ビビビ……、わからないロトー!!」
ツキ「やっぱり使えないじゃないかこの馬鹿図鑑!」
ロトム図鑑「〝馬鹿〟は余計ロト!」
ツキ「その通りだろ!」
リーリエ「あぁ…あぁ、やめてくださいお二人とも!」
ほしぐも「ピュィ?」
 ツキさんとロトムさんが口論を始め、洞窟内に声が響き渡ります。その時、遠くからポケモンさんのものらしき鳴き声が聞こえてきました。
リーリエ「…ひっ…!」
ほしぐも「ピュィ!?」
ツキ「…鳴き声…」
ロトム図鑑「鳴き声の検索をかけるロト。あの声の高さ、重量から計算…。これは登録されているデータにあるポケモンロト!」
ツキ「ということは、少なからず1回は見たことあるポケモンか。…ん?」
 声のした方角から、野生のポケモンさんが走ってきました。
ダンゴロ「ゴロォ! ゴロッ…!」
 そして、転びました。
リーリエ「あっ! …あのポケモンさんが、鳴き声の主ですか?」
ロトム図鑑「違うロト。説明を開始するロト! ダンゴロ。マントルポケモン。いわタイプ。六角形の空洞は耳。音がなる方へ歩いていく音がやむと困って転ぶ。
ツキ「説明と違わないか?」
リーリエ「音がなる方へ歩いていく…とありますけど、ポケモンさんの声が聞こえたのは逆方向ですね」
ロトム図鑑「むむ…、これは何かあるロトね。ダンゴロから事情を聴いてみるロト!」
 ロトムさんがダンゴロさんから事情を聴くと、この【テンカラットヒル】の奥地で何やらどこかからやってきたポケモンさんの群れが暴れているらしく、この周辺 に生息するポケモンさんたちの縄張りを荒らしているとのことです。
ツキ「めんどくさいなぁ…」
リーリエ「た、助けに行きましょう。ツキさん…」
ツキ「…正直義理ないよな」
リーリエ「こ、これもいい機会ですよ…。…あっ!」
 私がツキさんを説得していると、また声が響いてきました。その声に反応し、ダンゴロさんは震えています。そして、ツキさんのモンスターボールから、ポケモンさんが勝手に出てきてしまいました。
ツツケラ「ケラッ!」
ツキ「ツツケラ? どうしたんだよ」
ツツケラ「ケラァ!」
ツキ「おいっ!」
ロトム図鑑「何かを感じたんだロト! ツツケラについていくロト!」
リーリエ「は、はい」
ツキ「あぁもう!」
 私たちはツツケラさんを後を追い、【テンカラットヒル】の奥地を目指します。
 
ツツケラ「ケラァ!」
ツキ「洞窟を出た…?」
 ツツケラさんを追った先で、私たちは洞窟を出ました。しかしそこは入ってきた場所と違い、どうやら洞窟の先に繋がっているポケモンさんたちの隠れた住処のような場所でした。
リーリエ「…あ、ツキさん!」
ツキ「…あいつらか、さっきの声の主」
ツツケラ「ケラァ!」
オニスズメの群れ「オニィ! オニィ!」
ツキ「オニスズメか」
ツツケラ「ケラァ! ケラァ!」
 ツツケラさんの警戒心が上がっているようです。声を荒げて、オニスズメさんたちを威嚇しています。それに対等するように、オニスズメさんたちもこちらの様子に気づき、威嚇してきます。
オニスズメ「オニィ!!」
ツツケラ「ケラァ!!」
リーリエ「…もしかして」
ツキ「なんだリーリエ」
リーリエ「…もしかして、あのオニスズメさんたちは、ツキさんがツツケラさんをゲットなされた時のオニスズメさんたちではないでしょうか」
ツキ「俺がツツケラをゲットした時の…? …そういうことか」
 あの時、ツツケラさんは、オニスズメさんの群れの襲撃を受けた自身の群れを守るべくたった1匹で対抗し、傷ついたところを私たちが発見し、回復。再び1匹で挑み、再びピンチに陥ったところをツキさんとモクローさんが助け、オニスズメさんたちを撃退。その後ツキさんが、ツツケラの属す群れの長であるドデカバシさんに頭を下げて、そのツツケラさんをゲットなされました。
リーリエ「それなら、ツツケラさんがあのオニスズメさんの鳴き声に反応したのもわかります」
ツキ「そうだったな。じゃ、今回も軽く捻ってやるか」
ツツケラ「ケラァ!」
オニスズメたち「オニィ? オニィ! オニィ! オニィィ!!!」
オニスズメA「オニィ! オォォニィ!!」
ツキ「あれはっ…!」
リーリエ「…これって…!」

 群れの中の1匹のオニスズメさんの身体が光み包まれていきます。
ほしぐも「ピュィ?」
ロトム図鑑「進化ロトー!!?」
オニドリル「オニドリィィ!!!」
オニスズメたち「オニィ! オニィ!」
 オニスズメさんの群れのリーダーのようなオニスズメさんが、進化形であるオニドリルさんへ進化してしまいました。
ロトム図鑑「オニドリル。くちばしポケモン。ひこうタイプ。オニスズメの進化形。遥か太古の壁画の中にオニドリルらしきポケモンが描かれていることが判り、とてもタフで持久力に優れるポケモン。これはまずいロトぉ!!」
オニドリル「オニドリィィ!!」
ツツケラ「ケラァ!」
 オニドリルさんが1匹、攻撃を繰り出してきました。
ツキ「《つつく》!」
ツツケラ「ケラッ!」
オニドリル「ドリィィ!!」
ツキ「早いっ…!」
オニドリル「オニドリィ!」
ツツケラ「ケラッ・・!」
ロトム図鑑「《ドリルくちばし》ロト!」
ツキ「っそ。いわくだき!」
ツツケラ「ケラァァッ!!」
オニドリル「ドリィ!」
 オニドリルさんは大きな羽をたなびかせると、その風でツツケラさんは吹き飛ばされてしまいます。
ツキ「ケラァ…!」
ツキ「このままで終わるかよ! 《エコーボイス》!」
ツツケラ「ケラッ! ケェラァァ!!」
オニドリル「ドリッ・!」
ロトム図鑑「効いたロト!」
リーリエ「…危ない!」
オニドリル「ドリィ!!」
ツツケラ「ケラァァ…!」
 オニドリルさんの《ドリルくちばし》が炸裂し、ツツケラさんが地面へ落されてしましました。
ツキ「くそっ…!」
ロトム図鑑「ここはまずいロト! いったん引くロト!」
ツキ「まだやれる!」
リーリエ「ツツケラさんが持ちません! ツキさん!」
ツキ「っ…! …わかったよ…!」
オニドリル「オニドリィィ!!」
 オニドリルさんに背を向け、私たちは傷ついたツツケラさんを抱えてひとまず避難します。

 大きな岩までたどり着き、そこの影にかくれながら、ツツケラさんを看護します。
ツツケラ「ケラァ…!」
リーリエ「傷薬です。ツツケラさん」
ツツケラ「ケラァ」
ロトム図鑑「傷薬を携帯しているロト?」
リーリエ「…はい。私ができることは、これくらいですから」
ほしぐも「ピュィ」
ツキ「…ツツケラ」
ツツケラ「ケラ」
ツキ「あいつに勝ちたいか」
ツツケラ「ケラ。ケラァ!」
ツキ「だったら強くなれ」
ツツケラ「ケラ!?」
ロトム図鑑「ど、どういうことロト! ツツケラは十分強いロト!」
ツキ「だったらさっきのオニドリルに負けることはなかったろ」
ロトム図鑑「それは…それ…ロト」
リーリエ「…けど、とっても頑張ってました。ツツケラさん」
ツキ「…ツツケラは俺たちを守りたがった。それで挑戦して、負けた」
ツツケラ「ケラ」
ツキ「俺が勝たせてやることもできる。…勝たせてやる。だから、もっと強くなれ」
ツツケラ「ケラ…!」
ツキ「守りたいんなら、自分が強くないと本末転倒。進化形だからなんだってんだよ」
ツツケラ「ケラッ!」
ツキ「勝ちにいくぞ。ツツケラ!」
ツツケラ「ケラァ!」
リーリエ「…ツキさん」
ロトム図鑑「素直じゃないロト」
ほしぐも「ピュィ」
 ツキさんとツツケラさんは覚悟を決めたかのように、岩の影から出ていかれました。

ツツケラ「ケラァ!」
オニドリル「オニドリィ?」
ツキ「待たせたな、オニドリル」
オニドリル「オニドリィィ!!!」
 オニドリルさんは大きな羽を広げて威嚇してきます。しかしツツケラさんは怯むこともありません。
ツツケラ「ケラァ!」
オニドリル「ドリ」
ツキ「残念だったなオニドリル。俺のツツケラは強くなるって誓ったやつなんだよ。お前なんて、相手じゃないかもな」
オニドリル「オニッ!」
オニスズメたち「オニィ! オニィ! オニィ!」
 挑発されたオニドリルさんとオニスズメさんたちは興奮している様子です。オニドリルさんが前へ出てきました。どうやら、再度ツツケラさんとの一騎打ちを行うようです。
オニドリル「オニドリィィ!!」
ツツケラ「ケラッ!」
ロトム図鑑「頑張るロトー!」
リーリエ「…ツツケラさん、お願いします!」
ツキ「見せてやるよ、俺のツツケラの強さをな!!」
ツツケラ「ケラ! ケェラァァァ!!!」
ツキ「これは!」
オニドリル「オニドリィィ!?」
 突如ツツケラさんが光に包まれました。そしてその形を…変えていきます。そう、進化です。
ツキ「…やるな」パァァァァン
ケララッパ「ケララァァッ!」
オニドリル「オニドリィィ…!」
ツキ「ロトム」
ロトム図鑑「お任せロト! ケララッパ。ラッパぐちポケモン。ひこう、ノーマルタイプ。ツツケラの進化形。クチバシを反り返らせ、いろんな音で鳴くことができる。かなりうるさく、周りの御宅からは嫌われがち。
ツキ「図鑑からも嫌われ者かよ」
ロトム図鑑「ツキ! 新しい技の確認ができるロト!」
ツキ「進化して覚えたってか。面白い! 来い、オニドリル!」
ケララッパ「ケラッパァ!」
オニドリル「オニドリィィ!!」
ツキ「《エコーボイス》!」
ケララッパ「ケラッパァ!!」
オニドリル「オニドリッ・! オニドリィィ!!」
 オニドリルさんはケララッパさんの《エコーボイス》に怯みんまがらも、《ドリルくちばし》を繰り出します。
ツキ「飛べ!」
ケララッパ「「ケラッパァ!」
オニドリル「オニドリィ!!?」
リーリエ「早い…!」
ロトム図鑑「進化して、素早さも上昇ロト!」
ツキ「いわくだき!」
ケララッパ「ケラッパァ!」
オニドリル「ドリィ・・!」
オニスズメたち「オニィ!!」
ケララッパ「ケラッパァ!」
 オニスズメさんたちはオニドリルさんを応援します。手出しを出さないあたり、群れとしてしっかり育っているようです。
オニドリル「オニドリィ! ドリィ!!」
ケララッパ「ケラッパァ・・!!」
ツキ「っ!」
 空かさず反撃を開始したオニドリルさんの《ドリルくちばし》が決まりました。ケララッパさんは少し後退します。
オニドリル「オニドリィ!!」
ケララッパ「ケラッパァ!!」
ツキ「…この技、試してやる! 《ついばむ》!」
ケララッパ「ケラッパァ!」ドォンッ
オニドリル「オニドリィ…!」
オニスズメたち「オニ!」
ツキ「決める! Zリング、セット、 カクトウZ !」
 両腕を顔の前で交差させ、その後両腕斜め下の角度へと振り下ろし、胸の前で両腕を前方に組み、Zワザ発動を促せるポーズをとりながら、ツキさんは自身のゼンリョクをケララッパさんへ送ります。
ツキ「行け…Zの力!!」
ケララッパ「ケラッパァ!!」
オニドリル「オニドリィ…!」
ツキ「全身全霊っ…! ぶちかませ! 《 ぜんりょくむそうげきれつけん 》!!!!
ケララッパ「ケラッパァァァァ!!!!」
オニドリル「オニドリィ…!」
ツキ「受けてみろ、俺のゼンリョクを!!」
ケララッパ「ケラッパァ!!!」
 くちばしから放たれた多数の拳の真空波がオニドリルさんへ炸裂し、オニドリルさんを崖へ激突させました。
オニドリル「オニドリィ…」
オニスズメたち「オニィ!!?」
ケララッパ「ケラッパァ!」
ツキ「俺の勝ちだ」
ダンゴロ「ゴロ! ゴロォ!」
ロトム図鑑「ツキの勝ちロトー!!」
リーリエ「…やりましたね、ケララッパさん」
ケララッパ「ケラッパァ!」
ダンゴロ「ゴロ!」
ツキ「なんて言ってる」
ロトム図鑑「縄張りを荒らすやつを倒してくれて、ありがとうを言ってるロト」
ツキ「…俺はただ、勝負しただけだ」
ケララッパ「ケラッパァ! ケラ?」
 ケララッパさんの振り向いた先には、オニスズさんたちの群れを従えるオニドリルさんの姿がありました。
オニドリル「…、オニドリィ…!」
ケララッパ「ケラッ。ケラッパァ!」
リーリエ「…あっ」
 この時、私にはこのケララッパさんとオニドリルさんの会話が、互いの実力を認め、称えあうものである。そう感じました。
ツキ「とにかくこれで、メレメレ島は行きつくしたな」


 私たちがオニドリルさんやダンゴロさんと別れ、【テンカラットヒル】から帰ってきた頃、ハウさんも大試練を終えたらしく、既に次なる島への出港の準備ができていたようです。そのためか、私たちはハウオリシティの港へ呼び出されました。

ククイ「おぉ! ツツケラが進化したか! そいつはメレメレ最後にいい思い出にだっただろう」
ツキ「次の島がどんなんかわからない状態で、割と進化してるポケモンいるとありがたいのは確かだ」
ハウ「そーだよねー。俺のピチューもピカチュウになったんだよー。頼もしいねー!」
リーリエ「…ツキさんも、ハウさんも。メレメレ島を終えて、頼もしくなった感じです」
ツキ「まぁな」
ハウ「ところで博士ー。この船ほんとに大丈夫なのー?」
 そういうとハウさんは、ハウオリ港へ泊まる船に指をさしました。
ククイ「古いんじゃなんだぞ。あれはクラシックスタイルといわれるタイプだ」
ツキ「ぼろくさいな」
リーリエ「そう…ですか? 私は味があって、好みですよ?」
ほしぐも「ピュィ!」
リーリエ「…わっ!」
 カバンの中からほしぐもちゃんも、私の意見に賛成してくれているようです。
ククイ「とにかくだ。もうメレメレでやり残したこと、ないか?」
ツキ「母さんには言ってるし、ない。次の島、行くぞ」
ククイ「よし! それじゃあ、レッツ・クルージングだ!」
 私たちはクラシックスタイルの船に乗り込み、ククイ博士の運転でメレメレ島を発ち始めます。

 心地よい風を浴びながら、海を進む船。
ハウ「うみー! ねーねー博士ー! もっとスピード出そうよー!」
アシマリ「マリー!」
ツキ「はしゃぎすぎだろ」
モクロー「クロォゥ」
リーリエ「博士のヨットにあまり無理をさせてしまうと、海の藻屑になってしまいます」
 こればかりは私にも念入りに言われていたので、少し強めに言いました。
ツキ「リーリエの帽子も飛ぶしな。ま、その時はモクローでもケララッパでも、どうにかしてくれるだろ」
モクロー「クロゥ?」
ハウ「あははー、そうだねー」
ツキ「そうだ。なぁ変態博士。次の島、なんて島だ?」
ククイ「お前はまだ知らないか。次目指す島はな、 アーカラ島 だ。次も楽しいところだから、お前たちのその目で実感することだな!」
ツキ「何もったいなぶってんだよ。アーカラ島か…、島巡り2つ目の島、この調子で島巡りチャンピオンまで行ってやる!!」
モクロー「クロォォゥ!!」
 博士の運転するヨットは、どんどん大海原を進んでいきます。

 少し離れたところ。場所はアーカラ島。私たち以外にも、この島に落ちたったトレーナーさんがいました。
ラプラス「ラプゥ」
スイレン「ありがとうラプラス。助かったよ」
チョンチー「チョンチ!」
ラプラス「ラプゥ!」
スイレン「…さて、私たちは〝彼〟を迎え入れる準備を…しなきゃね」
チョンチー「チョンチ」
スイレン「ツキくん、楽しみにしているよ」

 スイレンさんも、アーカラ島へ降り立ちました。いえ、”帰還”しました。
 

◆ 進化する翼 ◆


 

 

旧タイトル:【記録.16】羽ばたく翼