こんにちは。
 
いつもの(・∀・)イイネ!!コメントホント感謝感激ありがとうございます。
 
 
第4回の「ヴァンガードの今と昔」です。
 
今回取り上げるのは…
 
 
フロントトリガー
 
通称「前トリガー」。
 

 
 
昔ヴァンガードやってたんだけどこのトリガー知らない…。
 
って人と、
 
今ヴァンガードやってるんだけどこのトリガー昔からあるんじゃないの?
 
って人がいると思います。
 
 

・フロントトリガーとは?

 

ドライブチェック及びダメージチェックで捲れた時にトリガー効果が発動。【前列すべてのパワーを+10000】する。ヴァンガードでは初となる「トリガータイプ」でありながら、そのトリガー効果を1つしか持たないカード。
(例:クリティカルトリガーの場合【ユニット1枚のパワー+10000】と【ユニット1枚のクリティカル+1】の2つのトリガー効果を持つ)
 
ヴァンガードが最初のレギュレーション変更…所謂「スタン落ち」して展開が始まった「スタンダード(現・Vスタンダード)」の導入と同じくして登場した新しいトリガータイプ。アイコンは「前+10000」。
 
この時に同じくトリガーによるパワーアップ値が「+5000」から「+10000」へと、ドロートリガーとヒールトリガーを除くトリガーカードのシールド値が「10000」から「15000」へと変更された。(ドロートリガーは変わらず「5000」、ヒールトリガーは「20000」へと変更)
 
当初は当時のスタンダード(現・Vスタンダード)にて同じく導入された3つのクランタイプ(フォース・アクセル・プロテクト)のうち、新たなるリアガードサークルを獲得できるタイプ「アクセル」にのみ導入され、「フォース」、「プロテクト」には存在しなかった。
 
Gレギュレーション(現・Pスタンダードの前身)にてヴァンガード最初期から存在したトリガータイプ・「スタンド(醒)」トリガーが廃止され、それに代わって新たに導入されたのがこの「フロントトリガー」。
(スタンド(醒)トリガー:【ユニット1枚のパワー+5000】と【リアガード1枚をスタンドさせる】トリガー効果を持つ)
 
そのため、過去のカードのリメイクを中心に展開された「Vスタンダード」では、かつては「スタンドトリガー」として登場したカードが、リメイクされてVスタンダードに登場した時は「フロントトリガー」だったという事例は多い。
 
そして現在のスタンダード(以下、Dスタンダードと呼ぶ)では、「Vスタンダード」で導入された3つのタイプは廃止され、24+αのクランはそれぞれ6つの国家へと配分された。それにより、「フロントトリガー」はすべての国家へと与えられ、すべてのカードが使用できる「Pスタンダード」では、かつて「フォース」、「プロテクト」に属したクランにも「フロントトリガー」が与えられることになった。
 
 
 

・フロントトリガーの強み

 
「フロントトリガー」の強みは何といっても【前列すべてのパワー+10000】するその唯一無二のたった1つのトリガー効果。
 
一点突破とヴァンガードにおけるダメージレースを有利に進める「クリティカルトリガー」とは異なり、こちらは前列3面すべてにスタンド状態のユニットがいる際にドライブトリガーで捲れた時の恩恵が非常に大きく、「フロント」を除くトリガーではどう割り振るかを考えなければならない【ユニット1枚のパワー+10000】を前列すべてに与えるため、その分相手はパワーの上がった攻撃をどう対処するかを要求できる。
 
つまるところ、相手がトリガー2枚のパワーをヴァンガードに与えることでガードを突破できる数値でガードしてきたとする。
 
この際、トリガーチェックで1枚目に「フロントトリガー」が捲れると、後続のトリガーを捲りあてることを考えてヴァンガードにパワーを与えるか、捲れないことをケアしてリアガードへ与えるかの思考を飛ばすことができる。
 
そのため、「フロントトリガー」が採用されているデッキにおいて、相手がこのようなガード方法を行った際は非常にそのガードを突破しやすいというのも影の強み。
 
また、【前列すべてのパワー+10000】はダメージトリガーでも発動するため、ダメージトリガーによってアタックが届かなくなったためリアガードへアタックするといった行動も、そもそもリアガードもパワーが上がったためアタックが通らないといった現象へ起こることも多く、ダメージトリガーで捲れた際にはリアガードを相手のアタックから守りやすいという強みも持つ。
 
 
 
 
昔ヴァンガードにおいて
 
『いつかはトリガーなんか追加されるんだろうなぁ』
 
と思っていた人はまぁ一定数はいるとは思いますが、この「フロントトリガー」が最初に新たに追加されたトリガータイプなわけですよ。
 
とはいいつつ、このフロントトリガーも実は大して採用率は高くなく(Vスタンダード・Dスタンダード最初期)、結局クリティカルなところがあったわけですが…
 
 
Dスタンダードのブースターパック第2弾でそんなフロントトリガーを救済する互換カードが登場しました。
 
所謂「効果持ち」トリガーですね。
 
 
 
 
「Gレギュレーション」以前を遊んでいたファイターたちなら、「効果持ちトリガー」って当たり前でしょ?
(例:リアガードからソウルに入れることでユニット1枚のパワー+3000する「まぁるがる」互換など)
 
と思われるかもしれませんが、なんとその「効果持ちトリガー」、Vスタンダード以降は珍しいものになりました。
 
Vスタンダード以降、トリガーカードは基本的に能力を持たない所謂「バニラ」になりまして、Vスタンダードに限定すれば互換効果を持ったトリガーは2種類くらいしかないんです。
(守護者能力を持ったクリティカルトリガー、後にグレード3へライドする後攻を救済するシステム所謂「ヒールガーディアン」)
 
Dスタンダード移行後、初の効果持ちトリガーとして選ばれたのが「フロントトリガー」。
 
その効果は、ガーディアンサークルで自身のシールドを+5000する。
 
元々のシールド値15000と含めて、1枚で20000のシールド値になれるということです。
 
Dスタンダードでは、Vスタンダードにてシールド値が20000だったヒールトリガーがクリティカル、フロント同様「15000」へとナーフされているので、シールド値20000はこの時のDスタンダードでは1枚で守れる数値ではかなり大きいです(現在も)。
 
 
その後、Dスタンダードにて追加されたルールの1つ
 
各トリガーはデッキにそれぞれ8枚までしか入れることができない。
 
上記のルールが追加されました。
(ただしルールによりヒールトリガーは4枚、オーバートリガーは1枚しかデッキに入れられない。)
 
これにより、かつてはできた構築である
 
・同トリガー9枚以上構築。(所謂「☆16」、「引12治4」など)
 
ができなくなりました。
 
これは、Dスタンダードの各国家に3種目のクリティカルトリガーが配られた際に導入されたルールです。
 
元々は運営側もこれを踏まえた導入でしたが、Vスタンダード以前からのゲーム性への危機感からユーザー側の意見から、運営が導入したルールであるという経緯を持ちます。
 
これによって、「クリティカル」と「ヒール」、そして残りの3~4枚の枠に「ドロー」を取るか「フロント」を取るかという選択肢が生まれました。
 
このルール導入当初こそ、持ち前の「効果持ちトリガー」の差によってフロントトリガーが優勢でしたが…
 
その後ドロートリガーにも互換効果持ちが登場したことによって、その位置を譲ることになりました。
 
 
 
 
 

・現在のフロントトリガーの強み

 
 
そして現在。Dスタンダード移行後3年半を経過し、インフレも進んできました。
 
個人的に今の環境すごく好きなんですけど。(ルアード、シラヌイ、Mygo!!!!!など)
 
そんな現在の「フロントトリガー」の強みとは。
 
 
まず1個出題しましょう。
 
Q.デッキに防御力が欲しいです。ドロートリガーとフロントトリガーはどっちがいいでしょうか?
 
 
しばらく行間を空けますので、わかったら下へどうぞ。
 
ヒントは効果持ちトリガーの存在です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
A.フロントトリガーです。
 
 
 
ドロートリガーでしょ。と思った人、ごもっともです。
 
トリガー効果で手札増えるんだから、その分防御も強くなるでしょ?
 
という考えは決して間違ってない。
 
しかし、同じ効果持ちトリガーの2種を改めて見比べてみましょう。
 
 
 
 
見比べるのは、「シールド値」です。
 
1枚でシールド20000にになる「効果持ちフロントトリガー」。
1枚でシールド10000になる「効果持ちドロートリガー」。
 
 
ガードするなら、手札の枚数を少ない数で抑えられる前者がいいです。
 
シールド20000で守れる攻撃を、
 
「シールド20000になるフロントトリガーで守る」
or
「シールド15000のクリティカルトリガーとシールド5000のカードの2枚で守る」
 
だと、手札の数を温存できるのは明らかに前者。
 
 
だから、防御を高めたいならば、今採用すべきは「ドロートリガー」ではなく「フロントトリガー」なのです。
 
 
もちろんすべてのデッキに対して「フロントトリガー」がいいわけではなく、
 
デッキを回すために必要なパーツが多いデッキは「ドロートリガー」がいいです。
 
 
おそらく、かつてないほどに「フロントトリガー」の評価が高い時期です。現在は。
 
ドローかフロントか。
 
その選択肢を取るのは自由。
 
人によって異なりますしデッキによっても異なる。
 
同じデッキだけど、この人はフロントトリガーを使っているけど自分はドロートリガー。
 
みたいなこともあります。
 
対戦している時には対戦相手が使っているのが「フロントトリガー」か「ドロートリガー」かも注目してみましょう。
 
それによって、アタックする際のパワーラインの形成も変わります。
 
シールド20000のフロントトリガーがあるから、20000で守られるアタックを25000で守られるようにアタックする。
 
逆にドロートリガーだからシールド20000で守れるようにアタックする。
 
このように手札1枚で防げないアタックを繰り出すことで、ガードに必要な枚数を増やすことを意識するといでしょう。
 
逆また然り。如何に手札消費を抑えたガードができるかは、パワーインフレした現在では重要です。
 
 
このような細かいところで、確実にファイトの勝利は近づきます。
 
これができるようになったころ、きっと前よりぐっとプレイは上達しているでしょう。
 
 
 
 
ということで、今と昔第4回はフロントトリガーについてでした。
 
効果持ちトリガーは、「クリティカル」はともかく上記の「フロント」、「ドロー」は必須と言っていいです。
 
再録回数も多いですが、ヴァンガードというゲームのデッキを組む敷居を上げてる点でもあります。
 
汎用パーツなのでそういうものではありますが…。
 
 
 
 
12月に入ってからは「Extend-Run」の第3話の更新があります。
 
12月1日は使用デッキの更新。最新第3話はその翌週金曜日更新予定。
 
なんならこれ書いてる時点でファイト構成もできてないよ!
 
 
おわり