「愛着」を育てることは、

子どもがすくすくと豊かに成長していくために

何よりも大切なことのようです。


子どもが自立して、

親から離れて自信を持って活動していく。

そんなエネルギー、安心と信頼、

子ども顔は、何ともいえない素敵な表情をして

遊び、友達と関わり合い、

学び、成長していくんですね。


子どもに育てたい「愛着」。


育てるのは、人です。

養育してくれ安心できる人の

存在が大きいのですね。



関わり方によって

それが、「愛着のタイプ」が

異なるのです。


自分は、どんな愛着を

子どもに与えられるのでしょうね


昔は、こういうことがあったそうですよ。


「生まれた直後から乳児院や小児病院で

 長期にわたり養育された子どもは

 社会性の未熟さや発達障害、

 時には死んでしまう」


おそろしいことです。


栄養状態や衛生状態に

問題があるわけでもないのに

こんなことが起こったのだそうです。



施設や病院が悪いとは言いません。

でも、その違いは何でしょう。


人との関わりが薄いのでしょうか?


それ以外は違いはないですよね?


人と接する

これは、栄養?


子どもが発したシグナルに対して

適切な養育をしてくれる人が

いないことから生じた

問題だと言われているようです。



この問題が示しているのは

人間という存在の人間らしい証明と

言えるのではないでしょうか。



愛着には、主に3つのタイプに

分類されることも分かっています。


実験室に母子を入れて、母親を退出させ、

再び母親が戻ったときの

子どもの反応を見る方法

「ストレンジ・シチュエーション法」

で判定します。



タイプ1.回避型

母親が部屋から出るとき、

泣いたり混乱したりすることがほとんどみられず、

再会時も母親と目を合わせず、

母親を避けるような行動をとります。

養育者が日常に子どもに対して

拒絶的に振る舞うためだと言われています。

子どもがシグナルを送れば送るほど

養育者が離れて行ってしまう

ことからこのような行動になります。


タイプ2.安定型

母親が退出する時に泣いたり追ったりします。

再会時に積極的に寄っていき、

抱きつくなどして安定を得られるタイプです。

このタイプは、、適切な養育ができています。


タイプ3.両極型

母親が退出するときに

激しく泣いたり激しく混乱したりします。

再会時には母親に対して

激しい怒りを向けます。

これは、母親が気まぐれで

一貫しない接し方をしているためだと

言われています。

養育者がいついなくなるかわからないので、

怒りをぶつけて引き留めようとしているのです。



このように、

養育者の関わり方によって、

愛着の型は変化します。



子どもにも個性があります。

親にも個性があります。

一概には言えないかも知れません。



親と子ども、そのパートナーの間では、

意識して、無意識に

そんな「糸」で結ばれているのですね。




メンタルオフィスKaze