気になる進路「不登校」と「ひきこもり」
不登校児童生徒は、
年々増え続けています。
親として、
「いじめ問題」同様に、
非常に頭を悩ませる大きな問題です。
そして、「不登校」と
似たような状態に、
「ひきこもり」
がありますね。
「不登校」と
「ひきこもり」は、
少し違います。
「不登校」とは、
「一年間に連続または断続して、
30日以上欠席した児童生徒のうち、
何らかの心理的、情緒的、身体的、
社会的要因・背景により、
児童生徒が登校しない、
したくともできない状況にある者で、
病気や経済的理由の者を除く」
です。
保護者の教育に関する考え方、
無理解・無関心、家族の介護、
家事手伝いの事情から
長期欠席している者は
不登校には入りません。
「ひきこもり」とは、
「仕事や学校に行かず、
家族以外の人との交流を
ほとんどせずに、
6か月以上続けて
自宅にひきこもっている状態」
です。
「ひきこもり」の中には、
高校中途退学者や
学校卒業後の
成人なども含まれます。
「不登校」は、
学校を休んでいる間に友人に会う。
習い事など学校外の活動を
積極的にしているケースも含みます。
「ひきこもり」は、
社会や他者との関わりを
ほとんど断ってしまっている状況です。
不登校が長期化・深刻化すれば、
「ひきこもり」につながる
可能性もあるので
将来的に心配です。
不登校に陥っている子どもの親は、
「子どもの将来は、
どうなるのだろう。」
「立派に社会人となって
やっていけるのだろうか。」
不安に駆られるのでは
ないでしょうか。
気持ちは痛いほど分かります。
子ども自身も、
「自分は、将来、
社会に出て働けるんだろうか」
と、不安に思っているでしょう。
すでに、不登校を乗り越えた人も
「不登校の経験が就職活動に、
不利になるのではないか」
心配になってしまうかもしれません。
でも心配はありません。
不登校の経験が直接原因となって
就職に不利になることはありません。
不登校を乗り越え自分に自信を
取り戻すことができればよいのです。
様々な調査でも、
「不登校の経験が理由で
不当な扱いを受けたことはない。」
と、不登校を経験した人の
回答で分かっています。
あまり心配せずに
自信をつけていってほしいです。
問題は、未来ですね。
これから先のことを考えて、
今やれることに
取り組んでいくことです。
勉強の遅れや
今できないことが多くて、
強い不安を抱えているかもしれません。
現在不登校で、
悩みや心配を
抱えているかもしれません。
これからの進路を考えてほしいです。
・高校卒業など資格取得条件
・基礎学力、教養の不足
・体力不足、生活習慣の乱れ
・コミュニケーション力や集団行動
すぐにはできなくてもいいので、
親は、
子どもの様子を見ながら、
情報を収集し、アドバイスを与え
安心させていきたいですね。
親も子どもも、
進学や就職について焦ったり、
自ら自分を追い詰めたりせず、
まずは、ゆっくり不登校を
乗り越えていきましょう。
メンタルオフィスKaze(カゼ)