今夜はのつくtrick or treat




コンラートの寝室のドアが嫌な音と共に突然開いた。
「ヴォルフ・・・人の部屋のドアは優しく扱ってくれ」
年々ドアの閉まりが悪くなっているのはこの弟の所為だろう。
「そんな事より、ウェラー卿!」
コンラートの言葉を受け流し、ヴォルフラムは右手を差し出す。
「と、りっく、お、あとりー、と」
「・・・・・・もう一度言ってくれ。出来れば区切らずに」
「とりっくおあとりーと!」
トリック オア トリート
「・・・ハロウィンか」
地球で行われる行事。
この国でその言葉を聞くとは思わなかった。
「そうだ!ユーリが十月にやる行事と言っていた。分かったら早く甘いモノを出せ!」
いくつになっても我が儘プー。
そろそろこの弟に年相応の落ち着きを覚えて頂きたい。
「甘いモノ限定なのか?」
本来お菓子なのだから、基本は甘い。
間違いではない。
先日子供達から貰った大量の飴があったことを思い出す。
「飴で良いだろ?」
右手で一掴みし、それをヴォルフラムに渡す。
「そんなものはいらないっ」
コンラートの手を払い、自分の唇を相手の唇に重ね合わせる。
「・・・・・・!?」
コンラートは驚き、中腰のまま動けない。
しばらくして、ヴォルフラムは唇を離し、背を向ける。
「飴よりウェラー卿の方が甘いからなっ」
「・・・・・・はいはい」
直情型の割に不器用な末弟に思わず笑ってしまう。
「笑うなウェラー卿!!」
「笑ってないよ」
隠しきれない笑顔。
「わーらーうーなーっ」
クスクスと笑うコンラートにヴォルフラムは顔を赤くしながら詰め寄ると再び唇を奪い、そのままベッドに押し倒す。
「ん・・・・・・」
僅かに開いた唇に舌を絡ませると、コンラートは声が漏れぬよう目を閉じ、耐える。
(からかい過ぎたかな・・・・・・)
こうなるとこの弟を止めることは出来ない。
長い時間貪っていた唇が離れ、ヴォルフラムはコンラートのベルトを外す。
「・・・・・・ヴォル、フ?」
「ウェラー卿の中に飴玉は何個入るか気になった」
そう言うとコンラートのズボンと下着を剥ぎ取り、うつ伏せにさせる。
「待っ・・・・・・!」
腰を持ち上げ、ヒクヒクしている場所に舌をねじ込む。
「・・・・・・んっ・・・ぃ・・・」
わざと音を立てながら後ろを責め、ある程度解けると散らばっている飴を拾い、軽く舐めるとコンラートの中に入れていく。
「・・・っ・・・ん・・・!」
「甘い」
飴を入れた入り口を何度も舌を這わすと相手の身体がビクッと震える。
「舐め、る・・・な・・・・・・んっ」
言葉を返すのもやっとのコンラート。
その姿に鬼畜精神が覚醒したのか、ヴォルフラムは何度も舐める。
「ヴォル、フ」
「まだ中に入るな・・・」
指を挿入れ掻き回すと抑えきれない声が漏れる。
「あっ・・・飴じゃ、なくて・・・・・・ヴォルフが、っ」
顔を伏せ涙ながらに訴えるコンラートは艶めかしく、ヴォルフ思わず見蕩れてしまう。
「・・・分かった、ちっちゃい兄上」
コンラートの耳元でそう囁き、挿入れていた指を抜く。
「ん・・・・・・」
ヴォルフラムは自身をあてがい、最奥まで挿入れた。
「ああああっ!」
中で飴が擦れ合い、快感がコンラートを襲う。
「動く、な・・・・・・ぁあああっ」
「気持ちイイくせに、強がるなっ」
一点集中とばかりに同じ所を責められ、少しずつ理性が失われていく気がした。
「イくぞっ」
コンラートは何も考えないように意識をそらしていたがヴォルフラムのその言葉で我に返る。
「ヴォ・・・・・・っ!!!」
溢れ出る欲望をコンラートに注ぎ、コンラート自身も解き放った。
「ウェラー卿」
ヴォルフラムは優しく唇を合わせ、深く息を吸うコンラートを見つめる。
「・・・・・・もう一回」
(どこで教育を間違えたかな・・・)



ハロウィンの夜はまだ明けない。




─enD─





今日からマ王!ポータルサイト「まるマさーち」

―☆次男溺愛ranking★―
獅子受主張rank
マ王と水洗WC『ランキング』


未来はのつく専門職






「たいちょー」
「くっつくな、暑苦しい」
静かな部屋の中央でヨザックとコンラートは杯を交わしていた。
「あら、つれないわねぇ」
そう言ってコンラートから離れ、グラスに残っていた酒を飲み干す。
「飲み過ぎるなよ」
「堅いコトは言わないで下さいよー」
ヨザックはヒラヒラと手を振りながら再びグラスに酒を注ぐ。
「明日オレ達は死にに行くんですから大目にみてくれなきゃー」
「・・・ヨザック」
本気なのかふざけているのか分からない表情のヨザックをコンラートはジッと見つめる。
「隊長は死ぬつもりなんでしょ?だったらオレ達も同じ覚悟で行きますよー」
「死ぬつもりじゃ、ない」
軽く酒を含み言葉を繋げる。


「・・・死ぬんだ」


忌み嫌われてきた仲間を、同じ血が流れている仲間を守れるなら自分の命なんて安いものだ。
「そうやってアンタは未来から逃げるんすねー」
ヨザックの顔は笑っているが目は笑っていない。
「隊長が死ねば残された兵士はどうなるんすか?人間にも魔族にも見捨てられて、また辛い生活を繰り返」
「ヨザック飲み過ぎだ。今のお前は酔ってる」
ヨザックの言葉を断ち切るようにコンラートは睨む。
「はいはい、オレは酔ってますよっ」
だから、言える。
感情を表す事をせず、ただ運命に身を任せた男に『死ぬな』と。
「もしアンタが願う未来があるなら、生きて帰れば良い」
「俺に生きる理由は無い」
キッパリと言い切ったコンラートにヨザックはキレる。
勢い良く立ちコンラートの胸ぐらを左手で掴み上げる。
「ヨザっ・・・!」
何か喋る前に力の限り頬を殴り、そのまま床に押し倒す。
「理由が無いならオレが作ってやるよ」
「離せっ」
ヨザックの全体重がコンラートの身体にのし掛かり中々押し返せない。
「どうしたら隊長は死なないって言ってくれますかねぇ・・・」
少し考えた後、ニヤリと笑い、自分の下敷きになっている青年の耳元で「最高の屈辱を与えてあげましょうか?」と囁く。
「・・・・・・っ!」
無理矢理唇を合わせ、貪っていく。
必死に抵抗するが、その所為で唇に僅かな隙間が出来、舌が遠慮なしに入る。
「・・・ん・・・・・・ぁ・・・」
甘い声と共に唇の端から一筋の涎が流れた。
ヨザックの手がコンラートの上着を脱がそうとした瞬間、下半身の中心に鈍い痛み。
「痛ってぇっ!!」
コンラートの膝が見事クリティカルヒット。
「・・・ヨザック」
床を転げ回っているヨザックをコンラートは剣を片手に見下ろしていた。
「言い遺す事は?」
「ちょ、ちょっと待ってちょーだい!」
酔いは一気に醒め、アルノルド出陣までの時間を命乞いに費やした。





(なーんて事もあったのよねー)
伝説のお庭番、グリエ・ヨザックは城の外で魔王とその護衛がボール投げをしている風景を見ていた。
数十年前はルッテンベルクの獅子と呼ばれ戦地に立ち、命を捨てるのも厭わなかった男。
しかし、荒々しかった空気も絶望に満ちた瞳も今は無い。
(グリ江ちゃん、ちょこーっと寂しいわぁ)
自分の力ではコンラートを死なせないようにギリギリと所で引き止める事しか出来なかった。
だからあの魔王陛下が羨ましく、疎ましい。
やっと生きる理由を見つけだしたコンラートを地獄に落とすような陛下だったら…それがどんな状況だとしても、許さない。
グッと拳を握りしめ、コンラートだけを見つめる。
以前は一切見せなかった笑顔に思わず笑ってしまった。



(未来ってイイもんでしょ、たいちょー)




──fin──




今日からマ王!ポータルサイト「まるマさーち」

―☆次男溺愛ranking★―
獅子受主張rank
マ王と水洗WC『ランキング』


CP、傾向ごちゃ混ぜ。



不快な思いをしたら読むのを即効止めることをお勧めします。



■短編小説

☆目次☆
No.1 未来はマのつく専門職
     CP:ユコン前提ヨザコン 傾向:シリアス
     ヨザックが有利に初めて会う前の出来事


■拍手小説
※旧HPのweb拍手お礼小説
第1弾 今夜はマのつくtrick or treat
      CP:ヴォル×コン 傾向:18禁
      ハロウィンの夜を甘く過ごす次男と三男

第2弾 空にはマのつく月が在る
      CP:ギュン×コン 傾向:シリアス
      コンラートが求めていたもの

第3弾 闇はマのつく籠になる
      CP:ユコン前提サラ×コン 傾向:18禁/無理矢理
      “カナリア”をつかまえたサラと啼き続けるコンラート



今日からマ王!ポータルサイト「まるマさーち」

―☆次男溺愛ranking★―
獅子受主張rank
マ王と水洗WC『ランキング』



短編・企画作品集



リンクの貼られてない作品は近日UP予定作品だにょ。

■涼宮ハルヒシリーズ作品一覧

短編小説
☆目次☆
No.1 壊れたキミの世界
    CP:キョン×古泉









古泉愛してるぜ
×一樹Rank






■今日からマ王シリーズ作品一覧

短編小説
☆目次☆
No.1 未来はマのつく専門職
    CP:有利×コン前提ヨザ×コン

拍手小説
※旧HPのweb拍手お礼小説
第1弾 今夜はマのつくtrick or treat
    CP:ヴォル×コン
第2弾 空にはマのつく月が在る
    CP:ギュン×コン
第3弾 闇はマのつく籠になる
    CP:有利×コン前提サラ×コン


今日からマ王!ポータルサイト「まるマさーち」

―☆次男溺愛ranking★―
獅子受主張rank
マ王と水洗WC『ランキング』





■ドラえもんズ作品一覧

短編小説
☆目次☆
No.1 とある織姫ちゃんの災難
    CP:エル×王
No.2 熱帯夜の過ごし方
    CP:エル×王
No.3 猫型戦隊 ドラドラ7
    CP:なし
No.4 赤を青く染める
    CP:エル×王前提えもん×王

キリ番小説
※旧HPで行っていたキリ番リクエスト小説
☆目次☆
700HIT 自分とその他とその例外
     CP:なし

拍手小説
※旧HPのweb拍手お礼小説
第1弾 拝啓 愛しい人
     CP:エル×王








ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆




拝啓 愛しい人




『拝啓 如何お過ごしでしょうか?
夏が終わり、風が冷たく感じる季節になりましたね。
実は来週、念願のマタドールデビューをする事になりました。
出来ることなら王ドラさんに観て頂きたく手紙を出しました。
お時間がありましたら是非とも足をお運び下さい。

エル・マタドーラより』


「・・・文章能力ゼロですね」
先程届いた手紙を読み終わり、王ドラは溜め息をつく。
おそらく丁寧に書いたつもりなのだろうが、添削が面倒なくらい間違いがある。
更に字が汚い。
「慣れないことをするから、こんな残念な結果になるんです」
これだからただの馬鹿は・・・と呟きながら王ドラは便箋とペンを用意し、返事を書き始める。

十五分後、簡潔に書いた便箋を封筒に入れ、部屋を出る。
「あれ、何処行くの?」
「リーニョの応援行かないのか?」
ドラえもんとキッドに声を掛けられ「ちょっと手紙を出しに行ってきます」と伝える。
「オーケー」
「遅れないようにね」
そう言って二人と別れる。
「ねえ、王ドラなんか嬉しそうじゃない?」
「ああ・・・スキップしてるぜ、アイツ」
「うん・・・鼻歌も歌ってたし」
あまりの気持ち悪さに二人はしばらく王ドラに近寄らなかったとさ。






『デビューおめでとうございます。
世界一のマタドールに一歩近付きましたね。

さて、話は変わりますがあなたはもっと綺麗に字を書けないんですか?
解読するのに貴重な時間をどれだけ使ってしまったことか・・・。
しかも文章の構成も間違っています。
拝啓で始めたのなら敬具で終わらせなさい。
出来ることなら添削して送り返したかったのですが、時間が無かったので会った時に直接指導します。
そんなことだから皆さんにエル・バカドーラなんて言われるんです。

あと、誘うなら日時をしっかり書きなさい。
私の予定が組めないじゃないですか。
この手紙が届いたらすぐ私に電話して下さい。

王ドラより』


「このオレ様が一生懸命書いた手紙をココまでけなすか、普通・・・」
王ドラから届いた手紙を読み、肩を落とす。
「素直に来るって書きゃあ良いのによぉ」
何度読んでも愛情は感じられない。
「ツンデレ王ちゃんに電話でもするか♪」

「今、何時だと思ってるんですか?時差を考えなさい、時差を!」

第一声が説教。
相変わらずな王ドラ。
(ホント素直じゃないヤツ)
エルはニヤケながら王ドラと電話越しで口喧嘩というスキンシップを楽しんだとさ。




─enD─










ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆


誰も、いらない。



誰も、いらなかった。





自分とその他とその例外







ロボット学校、主席で入学。
拳法の達人。
文武両道。

誰もが注目し、誰もが似たような言葉をかけてくる。



「キミは天才だ」



どれだけ努力し得た結果だろうが『天才』の一言で片付けられてしまう。


張り付いた笑顔で上辺だけの関係。

全てを無視し、シャットアウト。
この世は『自分』と『その他』の二種類だけ。
そうしたら、欠陥品扱い。



特別クラス行き・・・異様に絡んでくるバカや度の越えたお人好しで毎日が変わったが、それでも関係ない。



相変わらず学内一の秀才で拳法の達人。


相変わらず『自分』と『その他』




・・・プラス




『例外』





世界は変わらない。





だけど、







私は、変わった。





──fin──









ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆


く染める




なんでキミはいつも、赤い奴のトコにいっちゃうのかなぁ?



こんなに僕がアイシテルって言ってるのに。



僕の心を踏みにじった罪は、



大きな罰で償ってもらわないとね。



『・・・ィヤ・・・ッ』

何が?
こんなに悦んで銜えてるくせに。


『もぅ・・・・・・許し・・・てっ』

許してほしい?
だったら跪いて舐めてよ。


『たす・・・けて・・・・・・エ・・・・・・っ』

今、誰の名前を呼ぼうとしたの?


『ああああああああっ!!!』
僕に染まったキミはもう、何処にもいけない。



僕の愛しい人──。




──fin──







ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆


猫型戦隊 ドラドラ7



──悪がはびこる時代、七人のヒーローが世界を守る為、今ここに集結した──


「可憐なセニョリータを悪から守る・・・薔薇の貴公子、ドラレッド!!」

「悪には鉛をレディには恋の矢を・・・白馬の王子、ドライエロー!!」

「正義は多く語らない・・・寡黙なヒーロー、ドラブラウン!!」

「我が運命はタロットに託す・・・奇術の天才、ドラグリーン!!」

「駄目人間をまともな人間に更生させる・・・スーパーカウンセラー、ドラブルー!!」

「えーっとえーっと、ボールを蹴らせたら世界一・・・サッカー小僧、ドラグリーンβ(ベータ)!!」

「・・・・・・・・・見た目は可愛く中身は凶暴・・・バイオレンスヒロイン、ドラピンク」



「「「七人合わせて!」」」


「「「猫型戦隊ドラドラ7!!!」」」




ちゅどーんっ!




「・・・ちょっとあなた達」
それぞれが格好良くポーズをキメている中、ドラピンクこと王ドラが一人呆然としていた。
隣にいたドラえもんは「ちゃんとポーズしなくちゃダメだよ、王ドラ」と笑いながら注意する。
「そんな恥ずかしいこと出来るはずないでしょ!それに色々間違っています!」
被っていたマスクを脱ぎ捨て、ドラリーニョに指をさす。
「ドラグリーンβって何ですか!?」
「仕方ねぇだろ?グリーンが二人居るんだから」
「色がかぶってる戦隊ヒーローなんていませんっ!」
当たり前顔のキッドに王ドラのイライラは更に増す。
「だったら私もドラブラウンになっても良いじゃないですか!というか、なんでピンクをチョイスさせたんです!?もっと別の色はあるじゃないですかっ」
ドラニコフと色が同じ為、泣く泣くブラウンを辞退し別の色を受け入れた。
それが、ピンク。
「地味な色が二人も居たらヒーローっぽくねぇだろ」
王ドラの肩をエルはポンポンと叩く。
「それにヒロインが一人くらい居た方が絵になるし」
「そんな問題ではありません!」
「まあまあ、落ち着いて」
「ドラえもん、あなたの台詞もオカシイですよ!スーパーカウンセラーって何ですか!?ヒーロー関係ないでしょ!?」




「ボス、なんかアイツら取り込み中っぽいっす」
「・・・・・・とりあえず今日のところは引き上げるか」




世界の平和を守る、ドラドラ7!
彼らに明日はあるのか!?






─fin─







ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆


熱帯夜の過ごし方




真夏の夜、事件は起きた。

「クーラーが壊れた!?」
エルの絶叫が王ドラの耳に突き刺さる。
「ちなみに扇風機も動きません」
耳を塞ぎながら淡々と答える王ドラ。
「オレ様死ぬ・・・」
「死ねば冷たくなれますよ、良かったですね。お風呂準備出来てるんで入ってきて大人しくして下さい」
ただでも暑いんですから、と言い残し洗面所に無理矢理押し込まれた。
「・・・冷てぇ奴」
エルはガクリと肩を落とし、とりあえず汗ばんだ服を脱ぎ捨てお風呂に入り汗を流す。
いつもより長めに湯船に浸かり、部屋に戻ると王ドラはすでにベッドに寝ていた。
「寝るの早過ぎだろ?ガキじゃないんだから」
「暑い日はさっさと寝た方が良いんですよ」
完全に寝るモードの王ドラに付き合う形でエルもベッドに潜り込む。
「くっつかないで下さい、暑苦しい」
「くっついてくるのは王だろ」
「なにかしたらブッ殺しますからね」
「するはずないだろ!」
小競り合いをしていると王ドラの反応が次第に鈍くなり、数分後には寝息が聞こえてきた。
(寝つき良さは赤ちゃん並みだな)
普段は人の事をガキ扱いするくせに。
呆れながらエルは王ドラに背を向け眠ろうとしたその時「ん・・・ぁ・・・・・・」と言う声が聞こえ思わず振り返る。

「・・・暑・・・ぃ」

額には汗が浮かび上がり余程寝苦しいのかシーツを堅く握り締めていた。
(わぁお・・・)
暑さでうなされる王ドラ。
襲ってくださいと言わんばかりのシチュエーション。
(誘ったのは王だからなっ)
布団を剥がし、王ドラの上に馬乗りになる。
「ん・・・・・・ちょ、あなた何乗ってるんですか!?」
気付いた王ドラは足をばたつかせ必死に抵抗するも、寝起きだったこともあり押し返すことが出来ない。
「お前が誘ったんだから大人しくしてろ」
「何言って・・・・・・んっ・・・」
「今日は寝させないぜぇ」


翌朝、クーラーを速攻修理に出しましたとさ。






─fin─







ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆


織姫ちゃんの災難




「今日は七夕だぜ?」
エルはベッドで寝ている王ドラに声を掛ける。
「そうですね」
答える王ドラはそっけない。
「今日しか織姫ちゃんと彦星くんは会えないんだぜ?」
「可哀想ですね」
しつこく食い下がるエルを適当にあしらう。
「オレ様とひとつになろうゼイ」
王ドラに触れようとした瞬間、ドスッと王ドラの拳がみぞおちにヒットした。
「ゲフッ・・・!」
エルはその場に崩れ落ちた。
「一回死になさい」
動かないエルを見下ろし、再び目を閉じる。
「なんちゃって♪」
「うわぁっ」
復活したエルは王ドラの上にのしかかる。
「何するん・・・っ・・・」
言葉を続ける前に唇をふさがれる。
「・・・・・・っいきなり何するんですか!」
なんとかエルを押し返すが、体勢はエルの方が有利。
「・・・ずっと会いたかった」
耳元でぼそりと囁く。

「・・・・・・!」

思わず抵抗を弱めてしまう。
「なかなか天の川を渡って来ないセニョリータをこの彦星様が迎えに来てやったんだ。大人しくしてな」
「なっ!どこ触ってるんですかっ!」



今年も織姫は彦星に捕まりましたとさ、めでたしめでたし。




─fin─







ドラズ受け別RANK
**ドラズ溺愛RANK**
★擬人化ドラランク★
◆擬人化ランキング◆