3人が「そろそろ仕上げにかかるか」と立ち上がった。
後ろ手のベルトを外して、幸子が巧みな捌きで上半身をロープできつく締め上げた。
涼子は最早なされるままで食い込む縄に深い吐息を漏らすだけだった。
然し、再び激しい羞恥心に襲われることになった。
3人が両足首にロープを結わき左右に引っ張って大きく開いた。
「イヤッー」と叫んだが「何を言っているの」
「我慢しないから、私達が変な女達だと、よその人たちに思われちゃったじゃない」
「許せないわよ」と口々に罵声を浴びせた。
「往きたくても、往けないお仕置きをしてあげるから楽しみにしていらっしゃい」幸子の目が光った。
「それってすごく苦しいんでしょ」と若い裕美が言った。
「もう彼女は往きたくて仕方ない体になっているのよ。そして、頭の中もセレブな奥様なんていう自覚も飛んじゃっているのよ。」
「これからは、淫らな女の姿を私達の前に晒す訳よ」
「どんな声を上げて恥を晒すのかな」
裕美は自分が濡れて感じているのを覚えながら呟いた。
女達は、両足首に結わえたロープを左右上下に引っ張ったり緩めたり振ったりして涼子を転がした。
そして、「落としたら止めないわよ」と小型のバイブを挿入した。
バイブは小型であったが激しい振動と攪拌を与えるものであった。
カメラのフラッシュが光った。
そして、シャッター音が朦朧とした涼子の神経を突き刺した。
そして、被虐の感覚が果てしない奈落に突き落とした。
“もうどうなってもいいわ”と。
そして、被虐の快感に浮遊した。
“もっと、苛めて・・・”と。
涼子は感覚に加えられている刺激と、浅ましい姿にされている羞恥心とが重なって、すでに思考は失われて、声を上げ不自由な体をのたうたせた。
ひたすら、性感だけの虜にされていた。
女達は、「この善がり様はどうでしょう。恥ずかしい女ね」
「いい声で鳴くじゃない」
「もう理性を失っている牝よ」
「びしょびしょだからすぐに抜けちゃうじゃない」と言いながら、抜け落ちるバイブを太目のものに入れ替えて責め続けた。
涼子は終わりが近づいてきたのを感じた。
「ダメ ダメー もうダメだわ 」切羽詰った泣き声に変わった。
そして、遂に「殺してー」と叫んで大量の排水とともに硬直した。
「もっと往かせる?」雅子が幸子の目を見た。
「しばらく休んだらね。きっと何回でも往っちゃうわよ」
涼子は、意識を失い間欠的に襲う余韻に体を震はせながら、恥辱にまみれた全てを露呈したまま転がされていた。
それから、坂本と彼が「派手にやったな」と言いながら戻ってきた。
(完)