屁藻は毎朝、僻地のボロイ電車からボロイ電車に乗り継ぐ。
そしていつも乗る場所、座る場所がいっしょだ。
(車両のつなぎ目のドアの横)
ここのところ、あるじいさんが、屁藻の横にぴったりとはりついて
電車が出発するまで立っていた。
最初は席を譲ろうかとおもったのだが、周りは空席ばかり。
おっ、変態じじいキタ━(゜∀゜)━!!!
と思った。
それとも屁藻の魅力に引きついてきた蛾ジジイか?!
とも思った。
先日、ちょっと乗り継ぎの電車が遅れちゃって
いつもより遅くその席にむかったら
ジジイが既にいつものところに立っている。
試しにほかの席に座ったが、
ジジイはこっちにこない。
要するにジジイはその場所が好きなだけなのだ。
屁藻がすきとか、
太い足が魅惑的とか、
オレの開放中の社会の窓を見てくれとか
そういうことではなかったのだ。
ああ、ジジイ、つれないぜ。
だいぶ悲しい。73点。