ひとり旅をしていて寂しいと感じることに潜む問題ってネットや電話で常に繋がって居たいという異常な状態を自覚してないこと
漠然と感じる連帯感一体感が日本人から失われてるのかもしれない
心を閉ざした状態で生きていてずっと孤立してる気になってしまってる問題は共依存という人として自立してないやや情け無い姿でしかない
日本人は元から大人と子供の境界が不明瞭だったけどひとり旅が寂しいと感じるならもう大人にならなくなってしまったと言える異常が起きた原因を考える時なんだろう

大人になるってなんだろう?笑

私の旅はいつも楽しいものだった
きっと空っぽで何の偏見も持たないばかものだったからだろう
旅の楽しみはその土地の人との触れ合いにあって人の脳は無限の広がりを持つ宇宙そのもののように飽きることがない
だから人口300人にも満たない小さな島から一度も出たことがない文字を読めないおばあがカントと同じことを話す驚愕と出会うことがある
なぜ勉強をせず多くの人と出会う経験もなくそんな学び(知性)を獲得できるのだろうという疑問は今は解消した
学び方が正しければ座学に苦しまずあちこち留学する必要もなくカントと同じ人生の悟りを得られる
知性を獲得する為の正しい学びとは何だろう?
それは素直に人の話を聞く技術に秘訣がある
YESでもNOでもなくただ素直に人の話を聞くほど難しくなったものはない
我々は義務教育課程で常に早く出題者の意図する回答を求める訓練をして来た
そのことが人の話をただ聞くだけをできなくさせ知性が育たなくなってしまった
頭の中で要点を整理し体系立てて言葉の意図する本質を理解したつもりになり自分勝手な至らぬ回答を得てしまう
人生の答えは1つではなく人それぞれの個人的な回答しか存在しないのに他人の言葉に正解不正解を作ってしまう時点で会話する意味を根本から損なってしまう

加えて経験則で話す経験の減少が誤答を生み会話を無意味にする
成書を頼り文字による情報やテレビが言っていたなんて知性の欠片もない発言をよく耳にする
人は早くに完成し有能な人材として活躍することを期待されて受験勉強に挑むこととなるが人の知性とはそんな浅薄なものではないことを沖縄の小さな島のおばあは教えてくれた
先ず人の話を素直に聞けたら次は自分の経験から学ぶことだ
在るものをあるがままの存在として認識し嘘を見抜き無い物あるとしないこと
この二点を守れば誰でも真理に到達する可能性を持てるということを旅から学んだ

旅先で人に話しかけるのも容易なことではなく正しく自分の望む情報を得るのもまた困難なものだ
どんな内容の情報を誰から得るかの選択は重要で知っていそうな人を見分ける目を養うことと不機嫌意地悪排他的な者を見分ける目もまた必要となる
全ての人が自分に都合の良い存在とはならないし未必の故意は必ず発生するものと諦める気持ちも持てる様になる笑

自分を信じる自己肯定感の強い人が経験則で語る話は限定的で個人的なものだから快適な宿も美味い飯への評価も異なるし親戚の店へ誘導するのも当然だし俺が嫌な奴と感じたら嘘もつくだろう

今の人は旅が下手だ
千円使って千円の買い物をする様な旅だ
それなら近所で買い物でもしてたらいいし実際に自分の街から出たことのない若者は増え続けている
成長を望まない者は旅をする必要を感じないし金だけ使って得るもののない旅をするよりいいかもしれないしそれは誰にもわからない

ひとり旅は寂しいと感じる異常な精神を改善しないと死ぬ間際まで寂しいままの人生を終える
高級な個室で家族に見守られて居てもきっと寂しくて苦しむこととなる哀れな死に方は惨めなものだ
人間的な成長を求め大人になることを望むには心を開くしかない
心を開くなんて胡散臭い言葉だけど自分の中では上記の様な人との会話に秘訣があると思ってる

経験則で語る善意の持ち主を見つけその人に興味を持ち素直に言葉を聞き話す
人はひとりで誰とも分かり合えないと知ることから始めないと誰とも繋がれないし繋がる必要を感じる理性と繋がる現実の矛盾(二律背反)の克服を命題にすること

なんのこっちゃですな

ひとり旅は寂しいと感じることも目的な部分もあるよね
繋がりたい気持ちを強くする為とも言えるけど他人に干渉してる暇があるなら自分と向き合えとしか言えないことが多過ぎますな