トンデモ歯科医の見分け方 出身大学の偏差値の把握も必要

2015年1月12日(月)16時0分配信 NEWSポストセブン

 削らなくていい歯を削っていたり、抜かなくていい歯を抜いていたり、世にあふれるペテン歯科医。そもそも成り手に問題が多いと言うのは『この歯医者がヤバい』(幻冬舎新書)の著者でサイトウ歯科医院(東京・渋谷)の斎藤正人院長だ。

「大学の歯学部は医学部に入れなかった挫折者や親のコネ入学が少なくない。定員割れで名前を書けば入学できるような歯学部もあります。ハッキリ言って、知識レベルに不安のある人間が歯科医になっているケースが多いんです」

 斎藤さんの知る歯学部学生には「鶴岡八幡宮」を「つるおか、やはたみや」と読んだり、「静脈」を「せいみゃく」と大真面目に読むツワモノまでいるという。

 2014年、歯学部全29校における国家試験の合格率は63.3%で医学部の国家試験合格率90.8%と比べかなり低い数値だった。最下位の大学にいたっては23.6%で4人に1人しか合格していない。

 こうした学生が何年も国家試験に落ち続けてやっと合格し、歯科医となっているのが現実だ。しかも、その後鍛練する機会は少ないと医療ジャーナリストの田辺功さんは言う。

「ほとんどの一般病院は歯科を併設しておらず、多くの歯科医が開業します。しかも医科のように複数の医師が切磋琢磨することが少なく、歯科医はデタラメ治療がまかりとおりやすい。例えばインプラント治療ではメーカーの講習を2~3日受けただけで施術を始める歯科医もいる。歯科医の質がチェックされないことが最大の問題です」

 現在までインプラント手術中の事故など、歯科関連の重大事故が多々起きている。大切な歯を守るため、歯科医をどう見分ければいいか。何より大切なのは歯科医のコミュニケーション能力だ。

「患者の相談や悩みによく耳を傾けて、どんな治療を望むか確認してくれる歯科医は信頼できます。治療法をしっかりと説明し、患者の同意を得る『インフォームド・コンセント』を心がける歯科医がおすすめです」(斎藤さん)

 治療のやり方も大きなヒントになる。

「最近は患者の顔を見ず、レントゲンやCTを眺めるだけの歯科医が多いが、治療の基本は患部に触ることです。腐敗や薬の染み具合を確認するため、患部の匂いを嗅ぐことも重要。五感をしっかり使って治療する歯科医は信頼できます」(斎藤さん)

 歯科医の腕を知るには“身辺調査”も有効だ。

「歯科医は経験がものをいうので、なるべく歯学部卒業後10年以上の歯医者を選びたい。また、偏差値下位の私立大学歯学部出身の歯科医には注意が必要です。他の先生から教科書通りに指示された治療はできても、実際の現場で状況に応じて自分で考え、判断を下すことができない歯科医が多いからです。厳しい見方ですが、歯科医の知性やレベルはある程度、偏差値で判断できます」(斎藤さん)


医療不信もここまで来ました

同じ歯科医が悪意を持って学歴偏重の社会を推し進める事にしか縋れない情けない状況です

誰もが現代医療の限界を感じその良心から、また自己弁護の為に有りもしない事を口走ってしまう惨状を憂慮してしまう現実がある

軍曹は偏差値47の低学歴大学ですが、私以上に病気を治せる人を見た事がありません

大切なのは可能性を信じて努力研鑽する事であり、指導教授や国家資格すら軽んじる暴露話をして患者の不信を煽る事ではなく、滅私奉公の精神で真摯に治療に向かい合う事です

高学歴者は窮状に陥ると、自らの学生時代の努力を過大評価し縋る事しかできない罠に陥ります

俺はこれだけ他の奴より優秀でまた努力したんだから俺の言うことは他の劣る奴よりも正しいと思い込みたいんだという、結果を残せない事への苛立ちとして逆説的な学歴コンプレックスに拘る事になる

医師であれ、歯科医であれ治せればいいのであって、一番の問題は患者、医師共に人を正しく見る力が養われていない事にあり、それは凡ゆる固定観念に囚われる思考停止に起因する学びの本質が失われた教育制度にあります

絶対的な経験が少ないとか、経験を活かす為にどの様にその経験を評価するのかのトレーニングが不足しているだけです

斉藤先生もその一人であり、良識ある大人の言葉とは思えない発言をしてしまうのは、勉強ばかりに逃避し、高得点を取れる自分の自己存在、存在理由の根拠を求める習慣から離れていないからですかね?

経験していない事を理解し、見ていないものの価値を判断する能力に劣る為にこの様な暴言を綴る事になったのかと思います

同じ土俵に立って斉藤先生を批評するのですから言いますと、高学歴の先生は自己保身からマニュアル通りの診療をし、従順に厚生労働省や先輩医師の指示に従う者が多い為に治癒を求める勇気に欠けているとも捉えられます

治せない事で自尊心が傷つき自分に落胆したからと、元は治したいという純粋なる良心からの言葉であっても凡ゆる人を尊敬する心が育っていない事を理解し、学びとは何かを今一度考えて貰いたくなります

全ての人を尊敬出来ないのに、あなたは患者まで選別して悪意を持って治療されるのでしょうか?

もしそこを考えられないなら、この本は単なる患者誘導の為の売名行為と受け止める軍曹が居ると覚えておいて下さい

人は善意を示し健康に生きるだけで尊敬に値すると私は考えていますし、実践しています