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沖縄には鯖、秋刀魚の様な脂のノリ方をした魚がいない
マグロ、鰹は採れるが脂のノリ方が違う

沖縄ではシビが一番人気があり、美味しい魚は全てマグロ(シビ)なんて呼ぶ人も居た様だ
マグロも細かな分類はなく、全てシビだった
唯一牛シビが本マグロとなるが、それもウミンチュの街の人のみが口にする言葉かと思われる

固有名詞を必要としない沖縄では魚をマグロと呼び、オオゴマダラをアゲハと呼ぶし、咲く花は何でも花(パナ)と呼ぶ傾向がある

かと言って沖縄の人は鰹に脂っこさを求めてマヨネーズは付けない
沖縄には調味料がなく、そもそも料理のアレンジは成されないので、元より脂ののった鯖と秋刀魚が好まれる

鰹のマヨネーズを覚えたら、しばらく魚はマヨネーズ塗れになるかもしれないと思うのは、アメリカがケチャップを持ち込んだら多くの料理の味付けがケチャップ化したことからも伺い知れる

ケチャップライス、焼きそばもケチャップ、ソーキも、鶏の唐揚げもケチャップ、玉子サンドもケチャップ
オムレツが最近ドミグラスソース化して来てるが、以前はずっとケチャップ

もっと昔の人は玉子焼きには塩
煮物は塩
何でも塩が沖縄の味だったそうだ

屋嘉ダムの出来る前の前田川にはヤマトウナギが遡上しており、コレをカーバッテリーを用いて捉え、ぶつ切りにして潮汁仕立てにして食べていたそうだ

沖縄の健康長寿は日本の玄米、味噌汁、緑茶トリオの仕組みとは異なることがよく分かる
沖縄は何でも塩味だったんだろう

蒸し暑く、台風被害の大きな沖縄には発酵文化は定着しなかったし、世界一のミネラル含有量を誇る海塩で十分な旨味があったと思われる



沖縄の秋刀魚は冷凍物の39円秋刀魚から、この3年前から三陸産の生秋刀魚に変わった
鯖はノルウェー産のみだ
五島の首折れ鯖、関サバ、金華鯖は見たこともない
瀬戸内の黄金鯖なんて話にも上がらないのは仕方がないが、沖縄での魚ライフはさみしい

昔は鯖と秋刀魚を求めて三陸沖合にまでウミンチュがサバニで漁に出ていたというのだから驚きだ
距離2400キロを流された三陸の郵便ポストが西表島に漂着したことも驚きだけど、食への執念はウチナーンチュの方が高いのかもしれない

沖縄の人の鯖、秋刀魚好きの歴史は長いのだろう…一年中この魚だけは売られているが購買意欲が湧かない

秋刀魚は和歌山の秋刀魚が好きだ
灰干しや味醂干しで食べたい
生よりも干物が好きなので、魚の干物文化のない沖縄では秋刀魚はまだ食べないと思う

汚染水の事後処理も早く解決されるといいと思う…