PCゲームと関連のあるNintendo DS/ PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載,ドラゴンクエスト10 RMT。56回めとなる今回紹介するのは,カーレーシングのNintendo DS版(以下,GRID NDS)だ。  なお,GRID NDSは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。  編集部で試した限りでは,本作は国内版のNDSでも動作したが,編集部および任天堂は国内版NDSでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。 アメリカ,ヨーロッパ,日本を行き来しすべてのイベントクリアを目指そう  今回紹介するGRID NDSは,以前でを紹介するや,その美麗なグラフィックスで大きな話題を呼んだPC版を,NDS向けにアレンジした作品。海外サイトなどのレビューを見る限り,高い評価を獲得しているPC版GRIDがNDSにアレンジされると聞き,私としても入手できる日を心待ちにしていたのである。  GRID NDSのメインとなる「RACE DRIVER」モードは,アメリカ,ヨーロッパ,そして日本の三つのエリアで「イベント」に参加し,それぞれに設定された条件をクリアしていくというもの。イベントには,順位を競うレース形式のほか,規定の平均速度をクリアする,規定の速度を出したあと,ターゲット内に正確にマシンを止める,規定のドリフトポイント(ドリフトを決めて得たポイント)を獲得するといったミッション形式のものがある。  各イベントでの成績によって一つから三つのメダルを獲得でき,一つでも手に入れれば,新たなイベントがアンロックされる仕組みだ。  アメリカ,ヨーロッパ,日本の各エリアは自由に行き来できるので,あるイベントで行き詰った場合でも,ほかのエリアに移って別のイベントに挑戦できるのは,あきらめが早い私には嬉しいところ。  なお,それぞれのエリアには「HOME BASE」が用意されており,レースで獲得したパーツでマシンをアップグレードしたり,外見をカスタマイズしたりできる。またHOME BASEでは,ドラクエ10 RMT,なんとオリジナルコースの作成まで可能だ(詳しくは後述)。  レースの舞台となるのは主に一般道だが,レースサーキットも含まれており,それぞれ雰囲気が大きく異なるので,新鮮な気持ちで取り組めた
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