顔の傷 義に生まれども 他に受けず
誰かを助けて体のどこかが汚れたとする。
本来それは、隠さなくてもいいものである。
しかし、事情を知らないものから見れば、自分はただの汚い人。
顔の傷なんて場合によってはアブナイ人だ。
だから、人を知ることが大事なのである。
豆の木を 育ててみれば 落し物
有名な少年Jの話。
話自体は曖昧だったからウィキペディアで調べてみたところ、
最も知られているストーリー上のジャックって悪人だった。
最終的に幸せになれば必ずしも善人なんてことは、証明しえないのだ。
日が沈み 悪い心の 拠り所
個人的に、半端な時間帯というのは嫌いである。
気持ち悪いっつったらちょっと違うが、なんかいやだ。
「悪い心」ってのは、「気持ち悪いと感じる心」ね。
そんな心も気づいてほしかったりもする。
どうでもいい話。
日が沈む、ひがしずむ、東ずむ。
川柳、俳句100。
101 鳥飼いて またも逃げるか 部屋の中
102 盃を あおいでみては また酌みし
103 掬われる 足元見ては 怒か泣きか
104 要石 いらぬ不安も 強いられむ
105 焚きつけて 三里離れて 立ち木見て
106 飛びこみて 波打つ水は 直ぐ平に
107 忌界には 秩序も何も 義すら無し
108 鸚鵡見て 周りを見ずは 愚人なり
109 蓮の花 下は汚く 泥の上
110 折れ枝や 木々の根元に 落ちりけり
111 奥に山 手前に緑 紙が様
112 雨上がり 止んでまたもや 病上がり
113 不死の山 下の要塞 人入れず
114 どこの世も 付和雷同の 馬鹿どもが
115 霧の山 奥まで見えぬ 枯れ大地
116 明け方に 歩けば伸びる 黒の影
117 目標は 遠くにあるほど 雲隠れ
118 雪どけや 砂利を分け往く 信濃川
119 山の上 大なる岩が 詰められて
120 前二人 私の目には 矢の如く
121 潮も引き 出る泥濘 跡残し
122 目競に ならむことこそ 早き道
123 月に影 日には鴉を 星流れ
124 花卉を成し 心映しや 国の花
125 ナマクラを 磨けば兼ねる 青の智慧
126 世を揺らす 地と罪人と 知の集固
127 厄神を 嫌えば既に 厄につき
128 巻かれ草 始めは緑 後に渋
129 性のまま 己に生きれば 散るも愚花
130 笑む子供 艶やく眼 望みあり
131 足しげく 彼の山のぼり 街を見る
132 打ちつけや 髪に釘刺す 丑の刻
133 立ちすくみ 空の便りを 眺め泣く
134 棘があり 捻くれ者の 松の木や
若くして かたく生きるは 竹の木ぞ
毒薬を 併せ持つ実の 梅の木や
135 煙を吸い やがて腐れる 心の臓
136 人の山 動かぬ巖 流れ川
137 魔の教え 心を奪い 身を食す
138 海に月 砂には軌跡 空に星
139 夢の中 現無きもの 嘲られ
140 死を賭して 船とも爆ぜり 国が為
141 籠城し 敵誤れば 確と死に
142 谷に霧 届かぬ光 上は晴れ
143 枯れ井戸の 忘れ去られた 若き玉
144 切り株の 青い芽もまた 後に知る
145 知恵の楯 表だけでは 見つからず
146 熊の腕 力はあれど 苦悩あり
147 ふうせんを 大きく育て 割れる音
148 松の葉を 眺めていたき 夏が後
149 壁殴り 恨みを晴らし 金払い
150 喋るとて 聞く気も無しに 向こう向き
151 雪女 表はあつく 手は寒く
152 負け戦 溢れる力 いきりたち
153 いつまでも 為すも無意味の 人助け
154 悪鬼とて 要る人ぞ居る 世の手駒
155 世に落ちて 生まれはどこか 死はここで
156 白く照る 空まで届け 摩天楼
157 降る木葉や 樹により添へば 風の声
158 血に塗れ 日に吸われゆく 非の昔
159 すぐ過ぎる 今も昔も 音も無し
160 山を越え 流れて澄んだ 利根の水
161 重く且つ 大なり扉 外光る
162 山に生き 熊に出会えど 悔いはなし
163 独り言 誰に聞くかも わからずに
164 下を向く 心の主は 家畜なり
165 仏とて ものの重きは わからずや
166 街の音も 咥え短し 山下り
167 古き空 草生き嗅ぎし 乳飲み子や
168 血の滲む 服の下には 鈍き傷
169 戦いに 望めばまずは 鷹の爪
170 花の木の 枝の折れ先 頭に落ちや
171 さびれ草 見えるはひとつ 閑古鳥
172 本読めず 光も見えず 私の世
173 草原の 遠くの果ての 上と下
174 あだしごと 稀見る草は 生死より
175 ひの木の子 役立つ術も 既知の肌
176 鬼の子を 抱いて報うる 山の木々
177 心打つ 脈を描ける 命の涯
178 夜の道 さまよう霊も 飽きの息
179 身を捧げ 一つの花と 咲き誇る
180 流れ髪 主に逆らえば 根も切られ
181 いがみ合い 糸も絡まり より固く
182 川の瀬に 飛び石見えり 日の緑
183 桜木の 元に集いし 人の民
184 卯に曇り 皐月で払い 水無に雨
185 人の瀬に 仇さえ移す 弱き者
186 世の動き 損得の賭け 今絶えず
187 ある木こり 斧の入れ方 未だ謎
188 蜜の素 万事に与え 清き水
189 樫の木の 求めるものは それのみに
190 善行に 上書きされし 顕示欲
191 世に生きる 術を学びし 人だかり
192 夜の風 花の咲く丘 曇り空
193 後列で 背に砂なびる 世不知者
194 身に染まぬ 正しき意思と 善しき行
195 想像を 膨らませたる 黒の線
196 弱き事 大事の為に 意に消える
197 鉄の棒 月日と雨で 腐れ落つ
198 なけなしの 実を譲り合う 神の民
199 賢きは 時と愚かに 早変わり
200 道の瀬に 学びし人の ゴムの靴
以上、100句でした。