昼休み、ふと看板が目に入った。夏越大祓。なごしおおはらえ、と読むのか。知らなかった。


「大祓(おおはらえ)とは、知らず知らずのうちに犯した過ちや罪・穢れを祓い清める神事。茅の輪(ちのわ)をくぐり、清らかな心身に返り、この夏を健康で無事に越せるよう願いましょう」と書いてある。



「穢れる(けがれる)」を広辞苑で引くと、「よごれる」「きたなくなる」などの他に「悪習に染まる」という意味もあるようだ。



意識してないだけで悪習に染まっている可能性は十分にある(ということを意識させるだけでも大祓という神事の効果はあると思う)。この夏を健康無事に越したい気持ちもある。



というわけで穢れを祓ってもらいに呉羽神社へ。本殿の前に「茅の輪」なる大きな藁の輪っかが設置されており、看板にはくぐり方が懇切丁寧に図示されている。指示通りに茅の輪くぐり、やってみた。昔の人は毎年夏も冬も生きるか死ぬかだったんかな、と遠い目。



身も心も清められたことだし、気を良くして午後の診療に臨む。