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『実家の母』

■出演
キム・ヘスク
http://m.mixi.jp/view_diary.pl?guid=ON&id=1837573535&owner_id=16905047
パク・チニ
http://m.mixi.jp/view_diary.pl?guid=ON&id=1831655757&owner_id=16905047
チョ・ヨンジン
イ・ムセン
チェ・ヨンイン
チェ・ヘギョン
チョン・ヨンギ
キム・スネ
ヨ・ヒグ
■監督
ユ・ソンヨプ

■ストーリー
-娘-
世界中の全ての母親が、息子から大切にしていた時代、一人だけ娘礼賛論を繰り広げたうちの母さん。

心では有難いが、忙しく仕事をしているときに何となく電話してきたり、会いに訪ねてきたり、しつこい母が息苦しく感じられた。

私も結婚5年目で娘も儲けた初歩の母なのに、母の目にはまだ懐の中の子供にしか見えないようだ。

会うたびに口喧嘩してしまったが、もう私も母に愛する心を見せなければならない時が来たようだ。

-母-
幼い時期からおしゃべりも上手で、素晴らしかったうちの娘ジスク。勉強だけでなく、ミスコリア顔負けの容貌まで備えている。無知で野暮ったい私の中からどうしてこんな美しい子が出てきたのだろうか。

一人でソウルの大学に通って、ご飯はちゃんと食べているのか心配だが、働いて稼いだ金で小遣を送ってくれ、結婚するといって恋人も連れてきて、もう子供のお母さんになった。懐の中の子供だったうちの娘が、もう私の中から離れようとするようだ。

秋が深まるある日。ジスクは連絡もなく実家に帰ってきて、引き延ばした孝行娘の役割を始めた。嬉しくはあるが、以前のようでない娘の行動に、なぜかわからない不安感を感じる。

公開:2010年

■感想
今日は母の日にぴったりな韓流の王道作品である本作をピックアップ。

あらすじを見ただけでピンとくる方もいるかと思いますが、ツボにはまれば号泣間違いなしの作品であります。

結末の展開を予想させる切な気なオープニング、タイトルロールから中盤すぎまでの回想シーン、そして怒濤のエンディングまで…特にさっきも書きましたが、終盤の駅での母娘の別れのシーン以降は涙なしでは観られない人も多いはず!

にしても本作の核である母娘を演じたキム・ヘスクとパク・チニが本当に素晴らしく、お互いに対する強い気持ちをこれでもかとばかりに表現しております。

特にキム・ヘスク演じる母の娘への愛情は凄まじく、娘の為ならなりふりかまわぬその姿勢は思わずひいてしまうほど(笑)
神父に娘の占いを咎められた際の半ギレっぷりには思わず笑ってしまいました(^^)

全編通して強い母娘の絆を描いた良作ですが、実は自分が一番グッときたのは、母への暴力がひどいものの、実は娘思いの昔ながらのお父さんの描かれ方だったりしました。
娘の短大進学に反対しつつも、奨学生として進学が決まった際にはひっそりと喜んだり、父が亡くなった時の娘の回想シーンなどなど、自分が男だからかなぜなのかかなりシックリきました(^^)

それでもやはり本作は母の娘への愛情、娘から母への感謝の気持ちを表現した作品以外の何者でもありません。
自分も今日再鑑賞して温かい気持ちになりました(^^)

個人的評価
☆☆☆☆