師匠から弟子へ受け継がれた、

こころと技と、テンプレート。

 

from: 自宅

 

最近偶然テレビ観たとき、

『志村けんのだいじょうぶだぁ』

を見たんです。

 

ドリフ時代からよく観ていた志村けんのコント。

あれ?だいじょうぶだぁには、

田代まさしと桑野信義出てなかったっけ??

今どうしてるんだろう…

 

 

という感傷に浸りながら(笑)、

しばらく観ていました。

 

 

なにがすごいって、ネタが昔と変わらない!

偉大なるマンネリと言うか、

こうまで時代が変わるのに

ネタを変えずにやり続けている凄さです。

 

 

病に伏したおとっつぁんに娘が看病、

借金取りが来てドタバタ…とか!

 

 

いやはや継続は力なりか?!

いろんな見方ができますね。

 

 

ただひとつ昔聞いたことがあることがあって。

志村けんはコントを自分で作らない、

作れないって話だったんです。

 

志村の師匠は、いかりやさん。

 

ドリフターズのコントは全て、

いかりやさんが台本を書き、

それに忠実にやるスタイルでした。

志村けんや加藤茶はアドリブをやりますが、

いかりやさんはそれを随分嫌ったようです。

 

 

 

志村は演者であり、

作家ではない。(作家はいかりやさん)

だからドリフ時代にいかりやさんが作った、

数々のコントの型を使い続けているんだと。

 

 

なるほど、だからずっと同じコントなんだ!

…と、妙に納得した氣持ち。

 

 

これはまさしく師匠がつくった型を、

弟子が引き継ぎ使い続けている。

テンプレートを使うこと30年です。

偉大なるテンプレートは、生き続けるんですかね!

これって凄いことだと思いませんか?

 

 

 

僕らの世代は小さい頃ドリフを観て育ったから、

今みてもその時の記憶が重なって、

「おもしろい!」

ってなってるのかもしれないです。

 

 

 

実際他の芸人がやるコントは面白く観れない。

これは好みの問題ですよね。

(喋りのみで笑わせる漫才が好きです)

 

 

 

 

セールスコピーをやってますと、よく、

『文章書けるのって、凄いですね!』

『わたし文章書くの苦手なんです』

って言われるんです。

 

ただセールスコピーって、

昔反響が出た型というのが複数あって、

志村けんのコントと同じように

この型を使い続けているだけなんですよ。

 

 

でも同じような良い結果が出やすい。

まさしく鉄板・王道って感じです^_^

 

 

 

こうした型を持っていたり身につけてると、

慌てることがなくなります!

先人や師匠が使い続けた型を得て、

これを研究する。

 

 

守・破・離の境地。

 

仕事でもなんでもそうですが、

テンプレート化すると楽になりますよー