こんにちは、群馬藤岡はりきゅう整体院のサイトウです。

11月になりました。朝夕の低い気温や樹木の紅葉など、秋を感じる昨今です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?先に朝夕の低い気温と書きましたが、まだ日中は汗ばむ日がありますね。その為、一日の気温差に悩まされているとよく耳にします。高い気温と低い気温に体を適応させるために、自律神経が働きます。寒暖差が大きく、この作用が強く働くと体に疲労が溜まると言われています。よく聞く症状としては、身体の冷えや首や肩の凝り・怠さがあります。症状は寒暖差約7℃以上で顕著であると言われています。

夏から秋の気温の変化は日照時間が関係しています。季節が進むにつれて、日の出は遅く、日の入りは早くなります。8月と以降の月の早朝と夕方を比べると、9月頃から暗さと涼しさを感じられますね。8月~10月の3か月間でどの程度、変化しているのか調べてみました。

      いわし雲のイラスト  山の間に沈む夕日のイラスト

2023年 群馬県前橋市

 8月1日  日の出 4:50 日の入り 18:50 月平均気温 29.4 

 9月1日  日の出 5:14 日の入り 18:13 月平均気温 26.3                     10月1日  日の出 5:38 日の入り 17:28 月平均気温 17.7

 

2か月も経つと30分以上も差がありました。夜の時間が長くなっていることがわかります。

昔、9月は夜の時間が長くなってくるので、「夜長月(よながつき)」とよばれていたそうです。これが省略されて「長月(ながつき)」と呼ばれるようになったと言われています。また、この「長月」という言葉が使われていた時代は旧暦が使用されていました。その為、現在使われている暦のおよそ1か月以上先となりますので、旧暦の「長月」は10月になります。上記の数値のように10月は暗い時間帯が長くなっていますね。このように季節が進み、秋らしくなると人間は体調だけではなく、心にも影響があります。夏の暑さや明るさが徐々に衰え、秋の涼しさや暗さに変っていくことに寂しさを感じる方は多くいらっしゃるでしょう。昔から人は、秋になると寂しさを感じていたようです。平安時代の歌人達が秋の物悲しさを歌に詠んでいます。例として以下の歌があります。

 

さびしさに宿を立ちいでてながむればいづこも同じ秋の夕暮れ 良選法師(りょうせんほうし 11世紀頃)

(訳:一人、家で過ごしていた。秋の早い日暮れに寂しさを感じ家から出てみると、どこも同じ寂しさを感じる静かな秋の夕暮れが訪れていた。)

      体育座りをする人の後ろ姿のイラスト(女性)  座禅を組むお坊さんのイラスト

以上のように秋の夕暮れに感傷的になっている心情が詠まれています。このように、秋は寒暖差を感じるだけでなく、生活の中で普段はあまり気にならない事が気になる、寂しさを感じるなど感傷的になり易い季節です。ご経験のある方も多いでしょう。それには、日照時間の減少が関わっています。日照時間が減ると、脳の神経伝達物質であるセロトニンの減少が起こります。この物質の作用は抗ストレス作用、精神の安定、やる気を起こさせるなどの作用があります。そのため、セロトニンが減少すると、ストレスの影響を受け易くなったり、やる気を失う、イライラ、疲労感、うつなどの症状がみられると言われています。このセロトニンを増加させる為には、朝日を浴びることが良いと言われています。屋外での運動、規則正しい生活を習慣付けましょう。

もし、ストレスや急な運動により身体の痛みを感じた方や寒暖差による疲労・体調不良を感じた方はご相談ください。

     コンピューターで目が疲れている人のイラスト    痩せようと運動をする人のイラスト(男性)

 

 

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