好きの反対は
「好きの反対は嫌いではなく無関心」
とはよく聞く言葉だがそのとおりだと思う。
好きだった人のことを忘れるとき、私はまずなぜかその人を嫌いだという感情が出てくる。でもそれは単に「もう私は彼を好きじゃないのよ」という自己暗示だったりもして、
「あぁこんなふうに嫌いに思うなんて私すっかり彼のこと好きじゃなくなったんだわ」
なんて思っていると足元をすくわれて急に感情がこみ上げてきたりする。
そりゃそうだ、「嫌い」というマイナスのものであれそういう強い感情を持つこと自体、まだ心が積極的に彼に向いている証拠なのだから。
そしてすっかり年月が過ぎ、
「そういえば最近すっかり忘れてるなぁ」
と無関心になって初めて、彼を好きという状態から脱却できたと本当に実感する。
という、失恋後毎度おなじみ「好き→嫌い→無関心」の心の動き。
これが他のことにも当てはまることに最近気づいた。
それは青春に対する気持ち。
20歳前後の、若気の至り的な発言、勢いだけの行動を見ていると、最近やけに虫唾が走る(笑)
最近まではそういう「オールアバウト若さ」に共感もしていたのに。
急になんだこの嫌悪感。
たとえばレストランで若い子が隣に座っていると、話が聞こえてくるのを疎ましく思うようになった。
最初はこれって嫉妬かなーやだ私バカだなーと思っていたけど、だんだん自分がそういう若さに嫉妬しているのではなく、若さを嫌っているのだと気づいた。
きっと今が「単なる若さ」の脱皮期間だからで、そのうち無関心になるんだろう。
「近い過去が一番ダサい。80年代に人は70年代を馬鹿にし、90年代に人は80年代を馬鹿にし70年代を新しく感じる」
というのと同じこと。
不思議な心の動き。