堂々とした銅像です。

だいたい、どこの市町村にも大体あるこの銅像ですが、
どんな事業をした人なのか知っていますか?
小さいころ、どこにでも銅像はありましたが、
興味を持って調べない限りわからないままだった記憶があります。
さて、この銅像の方は 岡上次郎兵衛景能 公です。

江戸時代前期にこの地域を治めていた代官で、
徳川幕府開設以来の代々 代官職を務める家柄でした。
関東十八代官の1つとして、名を馳せていた一族なんですね。
彼は足尾代官を勤め、
足尾銅山の銅生産の向上と輸送の効率化を図りました。
銅輸送の効率化は、笠懸野の原野を縦断するルート
(大間々-平塚河岸間)を新たに設け、
現在の太田市大原町に本町宿もつくりました。
生産力が向上すれば人が集い、
人が集えば生活が始まり、街も発展する。
本町宿に水を引くため、渡良瀬川から水を引く
「笠掛野御用水」の開削も行いました。
この笠掛野御用水は、宿用水としてでなく、
笠懸野の原野に新田を開発することも目的とされ、
笠懸野には、新田村がたくさん生まれることになりました。
このように数々の業績を上げた景能でしたが、
幕府から罪を問われ切腹を命じられました。

一説によると、心ない人々からの悪口や同僚代官からの嫉妬を受けての切腹だと言われています。
明治期になり、景能公の開削した笠懸野御用水は「岡登用水」として再興されました。
良いおこないであっても、
人から疎ましいと感じられてしまえば悪事となる。
いつの世でも変わらないのかもしれませんね。
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